受験勉強一年目!身に着けておきたい学習習慣ってどんなもの?

受験勉強一年目!身に着けておきたい学習習慣ってどんなもの?

中学受験についてよくわからないまま、とりあえず塾や家庭教師で中学受験対策コースを始める家庭も多いことでしょう。しかし、受け身で学習していると遅れをとることもあります。この記事では、受験勉強一年目で身に着けておきたい学習習慣について紹介します。

受験に挑むためには生活リズムの確立を

受験に挑むためには生活リズムの確立を
生活リズムを整えなければ、なかなか学習に集中できません。受験勉強をするにあたって、睡眠時間が十分かどうかを見直しましょう。就寝時間が遅いようであれば、なんとか生活リズムを見直したいところです。

実際、塾で居眠りをする生徒も見かけます。せっかくのお金をかけた教育サービスを十分に活用できないのは不本意でしょう。子供のコンディションを整えてあげることをおすすめします。

ただし、子供によってはなかなか寝付けないタイプであったり、睡眠時間は多少人より短くてちょうどよいタイプの子もいます。その子にとっての最適な睡眠時間を設定してあげたいものです。

一週間の流れを見据えたスケジューリングを

一週間の流れを見据えたスケジューリングを
スケジューリングはどのようにするのが効率的なのでしょうか。

一週間をひとつのスパンに

受験勉強をするにあたっては、一週間をひとつのスパンとしてとらえましょう。小学生は曜日によって、学校からの帰宅時間が違います。また、帰宅後も、塾や家庭教師、習い事が組み込まれている家庭が多く、毎日一律で勉強時間をキープするのは難しいです。曜日ごとに勉強を始める時間、取り組むべき内容を設定してください。

スケジューリングは、塾や家庭教師の授業を軸にします。宿題や予習復習が間に合うよう、やるべき学習内容を調整するとよいでしょう。なお、実際に塾や家庭教師の授業が始まれば、予定していたとおりにスケジュールがこなせない事態に陥るかもしれません。リカバリーできるよう、遅れを取り戻す時間もあらかじめ組み込んでおくのがポイントです。

宿題はなるべく授業後すぐにやる

宿題をやるタイミングはなるべく授業後すぐのほうがよいです。先延ばしにするとモチベーションが落ちる子供が多いですし、なにより宿題を通して自分の苦手な箇所がはっきりします。苦手な箇所がわかれば、次の授業までにするべき復習も明確になるはずです。

塾に通っているのなら、授業のある日にそのまま自習室に居残って、宿題だけ片付けてしまうのもよいでしょう。自習室での居残りだと、先生に質問もできるため効率的です。

間違えた問題は解けるまで解き直す

間違えた問題をいかに解き直すかが大切です。「その場で解説を読んで解き直して終わり」ではいけません。必ず解説なしでもう一度解き直し、間を置いて再度解き直しましょう。

成績のよい子供と悪い子供の学習習慣の違いって?

成績のよい子供と悪い子供の学習習慣の違いって?
成績のよい子供と悪い子供の学習習慣の違いは顕著です。以下紹介していきます。

予習の仕方。授業で知りたい重要ポイントを整理しよう

中学受験塾は予習型復習型の二種類に分かれます。家庭教師でも先生の方針によって同様に分かれるでしょう。

予習型の場合、だいたい「単元の導入部分の予習」を済ませてくるよう指示されます。
成績の悪い子供は、導入部をささっと一読しただけで、出題される例題に挑みがちです。一読しただけですから、当然わからない例題も出てきます。そこで頑張って導入部を読み直して再度トライできればよいのですが、しない子供がほとんど。これでは「ちゃんと予習した」とは言い難いです。

対して、成績のよい子供は導入部をしっかり読んで例題を解き、わからないところは先生に質問します。予習を通し、わからなかったところを把握できているので、授業を受ける姿勢も積極的です。そのため、多くの知識を授業内で吸収することができます。

宿題の仕方。「とりあえず片付ける」では成績は上がらない

成績の悪い子供の宿題は空欄が目立ちます。解いてみて解けなかったのならよいのですが、とっつきづらい問題ははなから放置されがちです。「解ける問題しか解いていない」ため、宿題を通して成績向上することはありません。

対して成績のよい子供は、予習と同様、わからなかったところを質問するなり調べるなりして、ある程度自力で解いています。わからなかったところを理解できるまでやり直す前提なので、授業前後に改めて質問に来ます。

復習の仕方。解き直す問題の管理がカギに

復習とは「解けない問題を解けるようにすること」です。しかし、残念ながら「授業でやった単元の問題集をただ解くこと」だと勘違いしている子供は多くいます。

しかし、これはやる気の問題だけではないのが難しいところです。中学受験の広範な出題範囲を理解する上では、「解き直す問題の管理」が欠かせません。真面目な子供でも、宿題や予習・復習に追われて、「どこを解き直せばよかったんだっけ」「どこまで解き直しをしたんだっけ」と混乱します。

そのため、可能であれば親か家庭教師が問題の管理をサポートしたほうがよいです。復習が軌道に乗れば、子供の個性によるところが大きいですが、ある程度自分で管理できる子供も出てきます。

休憩の仕方。メリハリをつけないのは損

成績の悪い子供は、学習と休憩のメリハリをつけるのがあまり得意ではありません。遊びたい子供はなかなか勉強に取り掛からず、ようやく始めたかと思えばすぐ休憩します。「いつまでになにをどこまでやるか」の見通しを立てて勉強に臨む習慣づけが必要です。

対して成績のよい子供は、学習と休憩のメリハリをつけるのが上手いです。「ここまでやったらちょっと休憩」とあらかじめ決めて取り組みます。休憩後、再び勉強に戻ってくるのも早いです。自分の切り替えに自信がない子供はタイマーをかけたり、先生や親に声かけしてもらうよう伝えています。

成績が良い子の特徴 成績が悪い子の特徴
予習 単元の導入部をしっかり読んで例題に取り組み、そのうえで授業に参加する。 導入部をささっと一読しただけで例題に挑む。
宿題 まず自力で取り組み、解けない問題は質問する。自力で解けるまで何度も取り組む。 とっつきづらい問題は最初から放置し、空欄が目立つ。
復習 自分はどの問題が苦手か、何を見直すべきかが分かっている。 授業でやった単元の問題集をもう一度解くことだと誤認している。
休憩 自分で勉強時間と休憩時間のメリハリを意識できる。 なかなか勉強に取り掛からず、始めてもすぐに休憩する。

学習習慣の定着化。子供が勉強しやすい環境を

学習習慣の定着化。子供が勉強しやすい環境を
子供が学習習慣を定着化させるためには、環境を整えてあげることも必要です。

膨大な教材を管理しよう

塾によっては、プリントや小冊子の配布が多い可能性があります。サピックスがその代表例です。家庭教師であっても、先生の方針次第ではあり得ます。

そうした場合、リビングや子供部屋に専用の収納棚を設ける家庭も少なくありません。ファイリングだけで対応するには、あまりにも量が膨大だからです。プリントや小冊子を仕分ける作業は子供だけでは手が回らず、たいてい親がサポートに回ります。子供が配布物をくしゃくしゃにすることがないよう、ファイルを用意しておきましょう。

無駄なものは少なく

リビングにしろ、子供部屋にしろ、勉強する部屋はなるべくスッキリさせておきたいものです。たとえば、すぐ手の届く範囲に子供の関心を引く玩具がおいてあれば、どうしても集中を妨げてしまいます。室内が雑然としているとどうしても気が散るものです。一度部屋の大掃除をして、不要なものはなるべく置かないようにしてください。

最初はリビング学習から

住環境によって、勉強する場所も変わってくるため一概には言えませんが、最初はリビング学習がおすすめです。集中力のある子供であれば別ですが、多くの子供は人目がないと遊んでしまう傾向にあります。段々学習に慣れて、ひとりでも勉強できるようになれば自室でもよいでしょう。

家庭学習で身に着けたい学習習慣

家庭学習で身に着けたい学習習慣
家庭学習で気をつけたいことは以下のとおりです。

長文読解に挑む際は音読しよう

家庭で国語の長文読解に挑む際は音読する習慣をつけるとよいでしょう。子供の読み上げる文章を聞いてあげてください。受験生になるといちいち音読する時間はなくなります。音読をすると、子供の漢字の読み方が合っているかどうかがわかりますし、文章を読み飛ばさないようになります。

字は丁寧に書こう

とめ・はね・はらいで減点される子供はたくさんいます。また、乱雑な字はケアレスミスの原因にもなりかねません。できるだけ丁寧に字を書くクセをつけましょう。

途中式は省かないで

算数の途中式を省く子供がいますが、これはケアレスミス防止の点からおすすめできません。また途中式は採点の対象になる学校も増えているので、途中式は必ず書くようにしましょう。

採点時には基本的にマルはつけない

正解を導き出してもマルをつける必要はありません。間違えた問題にだけ赤入れしてあげましょう。そのほうが視覚的にわかりやすいです。ただし、子供のモチベーションが丸付けによって上がる場合は、あえてしばらくマルをつけてあげてください。

付箋やマークを活用しよう

質問に行く問題には必ず付箋をつけるようにしましょう。解き直さなければならない問題は問題集にマークをつけてください。質問が終わったあとは付箋を外し、理解度にあわせて今後解き直しが必要かどうかを考えましょう。必要ならマークをつけてください。

予習・復習・宿題の仕上がりはできる範囲で親がチェックしよう

一度いい加減な勉強法が身についてしまうと、変えるのは大変です。最初は、予習・復習・宿題の仕上がりを親もしくは家庭教師がチェックしてあげるとよいでしょう。授業や質問を通してわが子がちゃんと理解するところまで至れているのか、チェックしてあげてください。

時事問題にも目を向ける時間を

中学受験をする子供は、六年生になると皆そろって時事対策を始めます。時事はその年にあった社会問題から出題されやすいのはそのとおりです。しかし、だからといって六年生になるまでなにも知らないでいるのはおすすめできません。

国語でも社会でも、中学受験では社会問題を題材として取り扱うことが多いです。社会問題はここに至る流れをたどってこそ、理解できるもの。なるべく早いうちから関心を持つ機会を作ってみてください。

時事を学ぶための学習習慣作りとしては、子供向けの新聞をとるのもよいでしょうし、ドキュメンタリーを見たり本を読んだりするのもよいです。毎日少しずつ、できるだけいろんな媒体を通して多角的に関心を深めていきましょう。

家庭学習の習慣
  1. 国語の長文は音読しよう
    漢字の読みのチェック、読み飛ばし防止になります。
  2. 字は丁寧に書こう
    とめ・はね・はらいも採点されます。
  3. 途中式は必ず書こう
    多くの学校で途中式も採点対象になるので日頃から習慣にしましょう。
  4. 間違えた問題が一目でわかるようにしよう
    限られた時間を有効に使えます。
  5. 理解度が一目でわかるようにしよう
    問題の理解度によって対策が変わります。漏れを防ぐ工夫が大切です。
  6. 勉強の状況は親が把握しよう
    膨大な勉強量を子供任せにするのは無理があります。親がサポートしましょう。
  7. 日頃から時事問題に触れよう
    ドキュメンタリー番組などを息抜きに活用し、視野を広げましょう。

塾および家庭教師の授業を受けるにあたって身に着けたい学習習慣

塾および家庭教師の授業を受けるにあたって身に着けたい学習習慣
授業を受けるにあたり、受験勉強一年目で身に着けたい学習習慣には、どんなものが挙げられるでしょう。

ノートは見直しを前提にとろう

ノートには日付問題集名ページ数を必ず書くようにしてください。よくそういった情報をまったく書かずに授業を受ける子供を見ますが、復習する際に、間違えた問題がどの問題集なのか、解答と解説はどれなのか、すぐに一目でわかりません。

おすすめのやり方はノートの端1センチのところで縦に線を引いて、問題を解くごとにそこにページ数や問題番号の情報を書き込んでいくやり方です。
ノートを最後まで使い終わったら表紙に科目名と、ノートを使用した期間を必ず書きましょう。捨てないで保管しておいてください。

質問に行けるように先生との信頼関係の構築を

中学受験の勉強は学校の勉強とは違い難易度が高いため、わからないところを随時質問しに行く必要があります。そうしないと、解けない問題は溜まっていく一方です。

ところが、大人しい子供ほど質問をしないで済ませたがる傾向にあります。子供が質問に行くのを渋るようであれば、最初は親から先生に声かけをしてあげてください。「毎回質問を持たせます」と伝えておくだけでも大丈夫です。先生とのやりとりを通して、信頼関係が構築されれば、子供も自分で質問に行けるようになるでしょう。

学習習慣の質をキープするために最初はサポートを

学習習慣の質をキープするために最初はサポートを
受験勉強は出だしが肝心です。正しい学習習慣が定着化していないと、とりこぼしが降り積もり、リカバリーできないところまで追いつめられます。

まずはわからない問題・ミスした問題の解き直しを徹底するところから始めましょう。問題集に付箋を貼ったりマークをつけたりする作業は、子供が自力でできるようになるまでは、サポートすることをおすすめします。
授業を中心とし、予習復習、宿題、質問のサイクルを確立していきましょう。勉強がスムーズに進むよう、見直しやすいノートをとれているかもチェックしてあげてください。

プリントや小冊子の多い教育サービスを活用した場合、子供だけで配布物の管理をするのはかなりハードルが高いです。専用の収納棚を設けるなど対策しましょう。環境面を整えてあげることで学習習慣は軌道に乗りやすくなります。

正しい学習習慣が身に着けば、成績は確実に上がります。ただ最初はフォローすることが多いので、忙しい親には負担でしょう。その場合はいっそ外注するのも手です。できる範囲で子供を支えてあげてください。

あわせて読みたい記事

いざ中学受験の勉強が始まると、「やるべきことをやっても成績が上がらない」「塾とのコンタクトが取りづらい」など想定外の事態もままあります。そのようなときには「塾選びに失敗した?入塾直後に塾講師や塾が合わないと感じたら」をご参考に、様々な選択肢を考えてみても良いかもしれません。


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