• 2024年5月30日

星野学園中学校の科目別受験対策。国語・算数・理科・社会の出題傾向と勉強法

星野学園中学校の科目別受験対策。国語・算数・理科・社会の出題傾向と勉強法

星野学園中学校は学業・クラブ活動・学校行事のすべてに力を入れている中高一貫の共学校です。この記事では星野学園中学校を目指す家庭に向けて、出題傾向と勉強法を紹介します。

そもそも星野学園中学校ってどんな学校?

そもそも星野学園中学校ってどんな学校?

星野学園中学校は、明治30年星野りちによって創設された歴史の長い学校です。リベラルアーツの考え方のもと、良き人格の育成を目指しています。大学の合格実績のみを重視する教育ではなく、生徒一人ひとりを温かく見守り支援していく学校です。

月から金までは六時間授業、土曜日は毎週四時間授業の時間割で、難関国公立大学合格を視野に入れたカリキュラムとなっています。

クラス編成としては、東京大学・京都大学・国立大学の医学部を目指す理数選抜クラス中学の基礎固めに注力している進学クラスの二種類があり、カリキュラムが異なります。教科書の進度は同じですが、教材の難易度や授業で使うプリントの内容は同じではありません。また、学習内容の相違に伴い、定期テストの内容も違ってきます。具体的な例としては、理数選抜クラスの場合、論述問題が多く出題されがちです。

2024年度のデータによれば、大学への現役合格率は97.1%と高く、国立大学の合格者数は96人となっています。推薦も充実していて、四年制大学の指定校総数は約200大学です。

星野学園中学校の入試

星野学園中学校の入試

星野学園中学校の入試を見ていきましょう。

2024年度の入試

第一回は1月10日、第二回は1月11日です。進学クラスと理数選抜クラスの試験は同じ日に行われています。第一回は進学クラスが午前理数選抜クラスが午後でした。第二回はその逆で理数選抜クラスが午前で、進学クラスが午後でした。総合選抜入試は1月14日です。

進学クラスは第一回・第二回とも国・算の二教科で200点満点、理数選抜クラスは第一回が国・算・理の三教科で280点満点。第二回は国・算・理・社の四教科で300点満点です。総合選抜入試は国・算・理・社の四教科300点満点、国・算・英の三教科250点満点、国・算の二教科200点満点から選べます。入学検定料は25,000円です。なお、募集定員は男女160名(内部進学60名含む)で設定されています。

出願期間は第一回が12月1日から1月9日で、第二回が12月1日から1月10日、総合選抜入試は12月1日から1月13日です。合格発表は第一回が1月10日、第二回が1月11日、総合選抜入試が1月14日です。なお、英検加点制度が英検三級以上を持っていれば、すべての入試において級が上がれば上がるほど加点があります。

2024年度の入試倍率

星野学園中学校の入試倍率は第一回が388人受験で281人合格、実質倍率は約1.4倍です。第二回は267人受験で134人合格、実質倍率は約2倍、理数選抜クラスの第一回は484人受験で合格者数は158人、実質倍率は約3倍、理数選択クラスの第二回は受験者数360人合格者数133人で実質倍率は約2.7倍、総合選抜は134人受験し127人合格し実質倍率は約1倍、総合選抜二科は28人受験し合格は12人で実質倍率は約2.3倍でした。なお、すべての倍率は小数点第二位以下を四捨五入しています。

2024年度の入試倍率

受験者数合格者数倍率
第一回388人281人約1.4倍
第二回267人134人約2倍
理数選抜クラス 第1回484人158人約3倍
理数選択クラス 第2回360人133人約2.7倍
総合選抜134人127人約1倍
総合選抜 二科28人12人約2.3倍

星野学園中学校における国語・算数・理科・社会の出題傾向

星野学園中学校における国語・算数・理科・社会の出題傾向

星野学園中学校の四教科の出題傾向は以下のとおりです。

国語の読解で出題されるのは読みやすい文章

国語の試験時間は50分、配点は100点で大問は六つです。説明文にしろ、小説文にしろ、星野学園中学校の読解問題で出題されるのは比較的読みやすい文章です

大問一、二で物語文と小説文がひとつずつ出題されます。大問三以降は漢字の書き取りや総合知識問題です

総合知識問題は慣用句やことわざ、四字熟語といった知識が広く出題されます。広く出題される分、これらの知識を疎かにしていると大きく失点します。

算数は頻出単元がわかりやすい

算数の試験時間は50分、配点は100点で大問は五つ前後です。大問一は計算と小問集合で、大問二以降は単元別の問題となっています。

頻出単元は平面図形・立体図形・規則性・濃度・旅人算・水の深さ・割合のあたりです。難易度は標準的で比較的解きやすい試験だといえます。

解答欄は答えだけを書き込むタイプです。時間内に解き終えることが可能な試験内容だといえます。

理科は各分野が大問ごとに出題

理科は社会と合わせて60分、配点は50点で大問は四つです。難易度としては標準問題が大半を占め、数問だけ応用問題が混ざっている構成です

知識問題が多く、計算問題や図表を読み解く問題も出題されます。どれも受験問題集で基本的な問題が解けていれば、難しくない問題ばかりです。

なお、時事に絡めた問題も出ます。

地理・歴史・公民からの出題

社会は理科と合わせて60分、配点は50点で大問は三つです。地理、歴史、公民各分野からの出題となっています

難易度は多少難しい問題も混在していますが、基本的には標準問題ばかりです。問題の分量としても時間内に解ける構成となっています。写真や図表を用いた問題も出題されます。

ポイント
  • 参考書や問題集をしっかり解き、基礎を固めていれば解ける問題が多い。
  • ほとんどが標準レベルの問題のため、時間配分が重要になる。

星野学園中学校に合格したい。どんな勉強が効果的?

星野学園中学校に合格したい。どんな勉強が効果的?

星野学園中学校に合格するためには、どういう勉強をするべきなのでしょうか。科目別に見ていきましょう。

国語の勉強法

国語にはどう取り組めばよいのでしょうか。

文章自体は平易なので六千字前後をきっちり読み込む

字数は六千字前後になることが多いです。文章自体は平易でわからない語彙があっても、だいたい脚注で説明されるため、そこまで困ることはないでしょう。

文章を読むのがあまり得意でない子供は、時間内に六千字を読み込めるよう時間を計りながら練習してください。

記述は50字以内に収まるものが多い

記述は50字以内に収まるものが多いです。基本的に文章をまとめて答えるタイプの問題がよく出るため、苦手な人は同じぐらいの字数の読解問題に挑戦しておきましょう。

説明文に慣れておこう

説明文に強く苦手意識のある子供も多いです。幸いなことに星野学園中学校の説明文は平易なものが出題されます。問題集の基本レベルでよいので解き慣れておきましょう。

その際には形式段落と意味段落をまとめながら読むとよいです。構成が理解できるようになります。

物語文を読む際は時間の経過や場面の変化に注目して

物語文を読む際に一番大切なのは登場人物の心情の変化です。しかし、物語文を読み慣れていない子供に、心情の変化を理解するよう促してもうまくいかないでしょう。

そうした場合は、時間の経過や場面の変化を把握させるところから始めましょう。その上で、それぞれの場面で誰がなにを感じているのかを整理していきます。

知識問題が多いので復習を

国語は知識問題の出題が多く、ことわざや慣用句といった語彙を問う問題、文法の問題などさまざまな出題があります。

こうした国語の知識問題は、復習するタイミングを見つけられず、受験前の時期でも頭から抜けている子供が少なくありません。改めてまとめ教材などを使って覚え直してください

星野学園中学校の国語対策
  • 時間内に6,000字を読めるようにして、50字以内の記述の問題を繰り返し練習する
  • 物語を読む時は、時間の経過や場面の変化を把握させる
  • 対策を忘れがちの知識問題は定期的にまとめ教材などで復習する

算数の勉強法

算数にはどう取り組めばよいのでしょうか。

分数・小数・カッコを使った計算をできるように

分数・小数・カッコを使った計算ができるように仕上げましょう。星野学園中学校の計算問題は四問程度です。分数・小数が混ざっていたり、カッコが使われていたり、少し手間のかかる計算が多いので見直しをきちんとするようにしてください。

ミスが多発する場合は、計算に慣れていないだけという可能性もあります。多くの子供はたとえ自分がミスばかりしても、「計算ぐらいは解ける」と自信を持っているものです。しかし、本番になると得点できないのであれば、実力がちゃんとついていない可能性があります。その場合、毎日少しずつでよいので、問題をやり込みましょう

過去問をやり込んで頻出単元を把握しよう

算数に取り組む際には、過去問をやり込んでこれまでどのような単元からどのように出題されていたかを確認しましょう。頻出単元は平面図形・立体図形・規則性・濃度・旅人算・水の深さ・割合のあたりなので、それらを中心にやり込む必要があります。苦手な単元がこの中にあれば、優先的に取り組んでください。

標準レベルなので基本問題を徹底的に

算数の問題は標準レベルなので応用問題には手を出す必要はありません。基本問題を徹底的にやり込みましょう。間違えた問題は周回してやり直すとよいです。

補助線を見やすく引く

図形の問題では補助線を引くことも多くなります。そうした場合、ぐちゃぐちゃに書き込む癖がついているとミスのもとです。見やすい線が引けるようにしておきましょう

見直しは効率よく

問題の難易度がけっして高くないので、見直しの時間は確保できるでしょう。そうはいっても、効率よく進めていかないとすぐに時間切れです。解きながら優先的に見直したい問題には印を書き込んでおいてください

星野学園中学校の算数対策
  • ミスで点を落とさないように過去問をやり込み基礎レベルはしっかり固めておく
  • 見直しは効率よく、優先的に見直したい問題に印を書き込んでおく

理科の勉強法

理科にはどう取り組めばよいのでしょうか。

問題の大半は記号選択問題

設問の種類はさまざまですが、問題の大半を占めるのは記号選択問題です。

ただし記入問題、記述問題も数は少ないけれどあります。全体的に知識問題が中心で、計算問題、思考問題なども出題されます。理科の中学受験問題集の基礎レベルをやり込んでおきましょう

素早く解けるようにしよう

選択問題が多いため素早く解きやすいはずですが、一問につき一分程度の配分になることが多いので、知識が固まっていない子供は時間切れになります。過去問を解く際は実際の時間配分で解く練習をしましょう

実験観察の単元を復習しよう

理科は実験観察からの出題が多いです。改めて各分野の実験観察の説明を読み直し、自分でも一連の流れを説明できるよう仕上げておきましょう。

理科の時事も押さえておこう

ニュースで理科についてのニュースが取り上げられたときには、情報を押さえておくようにしましょう。時事問題と絡めて出題されるケースがあります。

星野学園中学校の理科対策
  • 問題の大半が記号選択問題のため、素早く解けるよう問題集をやりこんでおく
  • 時事問題が出るため、理科についてのニュースが流れたときは情報を押さえておく

社会の勉強法

社会にはどう取り組めばよいのでしょうか。

各分野を満遍なく勉強しよう

社会は各分野からの出題となるので、満遍なく勉強しておかなければなりません。

基本レベルの問題が多いので、問題集の基礎から固めていきましょう

地理のグラフを覚えよう

気温や湿度をはじめ、地域ごとのグラフを読み解く問題がよく出ます。焦らずに済むよう、データは頭に入れておくようにするとよいでしょう。

五十字前後の記述問題がこなせるようにしよう

知識問題が多い中で思考力を問うような記述問題も出題されます。

過去問をやって、どういった記述問題が出ているかを確認してみてください。五十字なので分量としてはコンパクトですが、その分書くべきポイントを詰め込むのは難しいです。問題集を使って練習しておきましょう。

並べ替えができるように

歴史分野では出来事を時系列に並べ替える問題が出てきます。

そのため、流れを頭に入れてください。並べ替えの問題は基本的な内容が多いので、細かな部分よりは大まかな流れを押さえておきましょう。

資料を見て勉強しよう

社会は資料に絡めた出題も多いので、テキストに載っている資料に目を通しておきましょう。見てなんの資料かすぐ答えられるようにします。

星野学園中学校の社会対策
  • 問題集をよく解き地域ごとのデータは頭に入れておく
  • 歴史の流れを頭に入れておき、必ず資料をみながら勉強をする

過去問をやり込んで出題傾向を把握しよう

過去問をやり込んで出題傾向を把握しよう

星野学園中学校の入試に並ぶ問題は、標準レベルのものが多いです。秋以降取り組んで、出題傾向を把握した上で対策に臨んでください。過去問を解く際は、必ずタイマーをかけましょう。各科目とも本番の制限時間で試して、イメージトレーニングをすることをおすすめします。

国語の文章は基本的に平易です。脚注も充実していて、語彙が多少不足していても、問題なく文意を理解できるでしょう。ただし、知識問題も多く出題されるのでそちらで語彙が必要となります。算数は、頻出単元の傾向を把握しておいてください。過去問を解くことで傾向をつかみましょう。

理科は、各分野から満遍なく出題されます。知識問題が多く出るため、改めて網羅的に基礎をやり直してください。実験・観察の単元は特に見直しが必要です。社会も理科と同様、各分野からの出題です。グラフや資料が出てきても対応できるよう頭に入れておきましょう

星野学園中学校の問題は、標準的な問題をきっちり解けるかを問う内容です。難しくない分、一問でも点を落とさないようにする工夫が必要となります。ケアレスミスに気をつけて最後まで見直しを行ってください。

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