【中学受験】成績が悪い子に効果的な勉強法。週一から始める家庭教師

【中学受験】成績が悪い子に効果的な勉強法。週一から始める家庭教師

中学受験対策を始めてみて、「うちの子、思った以上に成績が悪い!」と気づく家庭もあることでしょう。成績が上がらないときは、教育サービスから見直す必要性があります。たとえば、週一回の家庭教師を追加するだけで、学習効率はだいぶ変わってくるものです。この記事では、成績が悪い子供のレベルアップのために、週一から家庭教師を始めるとしたらどのようにするべきかについて紹介します。

わが子の抱える問題点を把握しよう

わが子の抱える問題点を把握しよう
わが子が勉強についていけていないと気づいたら、原因を分析する必要があります。代表的な例として挙げられるのは「学習習慣が定着していない」「塾のペースが速すぎる」「学習の優先順位がわからない」の3つです。
いずれの原因であっても、解決するために必要なのは、子供と一緒に学習計画を立ててフォローしてくれる存在。そこで選択肢のひとつとして考えたいのが、子供との二人三脚を得意とする家庭教師です。
家庭教師のメリットはたくさんあります。まず、塾とは異なり、通うための費用や時間がかかりません。一般的に、中学受験では6年生になると時間的余裕が急激になくなります。そのため、通う時間をロスしないで済むメリットは学年が上がるにつれて大きくなるものです。加えて、家庭教師は完全一対一の指導形態であり、子供の理解度に合わせて随時ペース配分を見直せます。自宅での授業であるため、親子ともども情報共有しやすいのも魅力でしょう。

週一回の家庭教師による授業で成績は上がるのか

週一回の家庭教師による授業で成績は上がるのか
どうすれば週一回の家庭教師による授業で成績を上げられるのでしょうか。

週一回であれば、現実的な選択肢になり得る家庭も多い

家庭教師のデメリットとして、集団授業塾に比べて費用がかかる点が挙げられます。一人の先生を一人の生徒が独り占めするわけですから、割高になるのも当然です。「家庭教師をお願いしたいな」と考えていても経済的な余裕がないことを理由に、家庭教師を諦める家庭も多いです。しかし、週一回だったらどうでしょうか。中学受験対策のための塾に通った上で、週一回、家庭教師にフォローしてもらい、子供の学習を軌道に乗せるのは合理的なやり方です。

週一回だからこそ計画性が必要

中には「そうはいっても、週一回じゃできることは限られている」と懸念する家庭もあるでしょう。時間を浪費しないためには、先生と相談し授業の位置づけを共有し、内容をしっかり詰める必要があります。
基本的に中学受験対策で家庭教師を週一回お願いする場合は、塾の補習の位置づけになります。だからといって、わからない問題をやり直すだけの時間にするのはおすすめできません。家庭教師の活用の仕方でよくある失敗例として、「授業時間≒問題を解く時間」になってしまっているケースが挙げられます。せっかく家庭教師が隣にいるのに、黙々と生徒が問題を解いているだけでは授業時間がもったいないです。子供の成績もほとんど上がらないでしょう。
なお、そうした授業を改善する気のない先生がいたら、別の先生への交代を申し出たほうがよいです。週一回の授業を活用するためには「どうしたら授業時間を活用できるか」を徹底的に考える必要があるのです。

週一回の家庭教師で成績を上げるための具体的な計画の立て方とは

では、具体的にどのようなやり方で計画を立てればよいのでしょうか。

曜日別に予定を書き出してみる

月曜日から日曜日まで紙に曜日を書き出しましょう。「塾の授業の復習をする時間」「塾の宿題をやる時間」など、日ごろこなしているスケジュールを曜日別に振り分けていきます。
この作業は可能であれば、家庭教師サービスを依頼する前に済ませておいてください。なぜなら、「何曜日に家庭教師の授業を入れると、学習サイクルが軌道に乗りやすいか」をあらかじめはっきりさせたほうがよいからです。

ここでは、Aくんの例を見ていきましょう。Aくんは、月曜日・水曜日・金曜日・土曜日に塾の授業があります。月曜日が国語。水曜日が算数。金曜日が理科と社会で土曜日が週ごとのテストです。Aくんは算数が一番苦手で、国語はまずまず。理科と社会は嫌いではないのですが、復習が足りていない状態です。

家庭学習では、月曜日は「国語の宿題」。火曜日は「前回の算数の復習」をやっていますが、なにぶん大の苦手なので基本問題がギリギリ解ける程度。水曜日には「算数の宿題」に挑み、ほとんど解けずに終わります。木曜日は「理科と社会の宿題」。金曜日は「理科の復習」だけやります。土曜日はテストと解説授業で疲れてしまうため、家では勉強していません。日曜日は「算数でわからなかった単元」をやるのですが、なかなか呑み込めず、これまた進みが遅くなってしまいます。

Aくんの一週間のスケジュールをまとめたもの

曜日 家庭学習
国語(授業) 国語(宿題)
算数(前回の復習)
算数(授業) 算数(宿題)
理科・社会(宿題)
理科・社会(授業) 理科(復習)
週テスト・週テスト解説
算数(わからなかった単元)

問題点がはっきりしたら、家庭教師を依頼する曜日を決める

こうして書き出すと、問題点が算数に集中していることは明らかです。苦手だという自覚があるため、Aくんは算数に大きく時間を割いています。そのわりに学力が身についていないのが難点ですね。Aくんのケースでは、水曜日の授業後もしくは木曜日家庭教師を入れるのをおすすめします。塾の説明でわからなかった箇所を掘り下げて、再度解説してもらうのがよいでしょう。算数のわからなさに振り回されて時間を浪費するのではなく、授業から期間を空けずに理解を深められるようにしてください。

苦手科目の克服をメインに据え、他の科目も振り分ける

苦手科目の克服をメインに据え、なおかつ他の科目の宿題と復習、その両方ができるよう曜日ごとにスケジュールを書き込んでいきます。苦手科目はできれば毎日やったほうがよいので、他の科目をメインに取り組む日にも、前日にやった問題の見直し程度の内容を振り分けておくことをおすすめします。
なお、最初から計画どおり完璧に上手く進むことはまずありえません。自分の計画に無理があると感じたら、先生と相談しながら随時修正していきましょう。

計画を見直す際に優先したいポイント

計画を立てる際、人は「あれもやらなければ」「これもやらなければ」と詰め込んでしまいがちです。その結果、睡眠時間を縮小せざるを得ないような無茶な計画を立ててしまうケースがよくあります。塾や家庭教師の授業中に居眠りをしたり、家庭学習で頭がぼーっとしてしまったりするようであればスケジュールを見直しましょう。
スケジュール案の一例としては次のようになります。

Aくんの一週間のスケジュール改訂版

※前日にやった内容は最初に見直しする時間をとります
曜日 家庭学習
国語(授業) 国語(復習・宿題)
算数(予習)、理科(復習)
算数(授業) 家庭教師(授業)
算数(復習)、理科・社会(復習・宿題)
理科・社会(授業) 理科・算数(復習)
週テスト・週テスト解説 週テスト(復習)算数(宿題)
算数(わからなかった単元)、その他スケジュール調整

それでは簡単に解説していきます。
苦手科目の克服をメインに据えて、他の科目が疎かになる場合は、優先順位を整理し直す必要があります。あとからまとめて勉強すれば追い付ける科目であれば、多少の遅れは許容範囲内です。
たとえば、社会科は比較的リカバリーが効きやすい科目といえるでしょう。また、理科の生物分野は一度覚えてもまた忘れてしまう子供が多いため、遅れが生じても取り戻しやすい科目だといえます。これらのポイントも整理してスケジュールに生かしてあります。

週一回の家庭教師で成績を上げるためのポイント
  1. 契約前にしっかりと計画を立てる
  2. 事前に現状の曜日別スケジュールを可視化させる
  3. 現状での問題点を洗い出す
  4. 家庭教師を入れる最適な曜日・時間を導き出す
  5. 併せて家庭教師以外の曜日も見直す
  6. 無茶な計画にすることは絶対に避ける

家庭でできるサポートにはどんなことがある?

家庭でできるサポートにはどんなことがある?
家庭側にサポートできる余力がある場合は、家庭教師の先生と相談して事前に家庭の役割の範囲を決めておきましょう。たとえば、週ごとに間違えた問題を整理したり、類題を取りまとめたりする作業を引き受けると、家庭教師も即座に授業に反映できます。どのぐらいレベルアップできたか、どこで引っかかっているかを随時先生に報告することにより、学習計画の精度も上がるはずです。さらに、先生の立てた計画を親の目でチェックし、無理がありそうなところは指摘しておくと無駄を省けるでしょう。

しかし、家庭ごとにどこまでサポートできるかのラインは違ってくるものです。家庭にとって、あくまで負担にならないレベルで関わることが大切です。親が無理をすれば、どうしても家庭内の空気も緊張してしまいます。両親ともに忙しい家庭は多いですから、「無理をしない」を合言葉として念頭に置いておく必要があるでしょう。
もし、「最近子供の勉強に対して、感情的になっている」と自覚することがあれば、親も休んだほうがよいです。手をかければかけるほど期待が大きくなって、目に見える成果を子供に求めてしまうのは当然の心理といえます。しかし、その状態に継続的に陥ると、子供はプレッシャーから行き詰ってしまいがちです。親が背負い込みすぎないのも、結果としてはサポートの一環になるのです。

家庭と塾と家庭教師の連携はどうすればよいか

家庭と塾と家庭教師の連携はどうすればよいか
たとえば、Aくんの場合、算数の授業が終わって帰宅してすぐ家庭教師の授業が始まります。塾の授業のわからないところを再解説してもらうのが、Aくんが家庭教師にお願いしている内容です。そのため、Aくんは「今日の塾の授業を聞いていてわからなかったところ」を家庭教師に伝える必要があります。あらかじめ付箋マークをつけておき、先生がひと目でわかるようにしておきましょう。
また、家庭と家庭教師との間で連絡ノートを作っておくことをおすすめします。連絡ノートを通しての指示出しは曜日ごとに割り振ってもらいましょう。
塾の先生にノートを見てもらえば、今現在どういう進捗で勉強を進めているのかをわかってもらえます。塾側としてカリキュラムについて提案がある場合はノートに追記してもらうとよいです。面倒見のよい中小規模の塾であれば、進捗に合わせて類題を用意するなど、積極的に活用してくれるでしょう。

子供の勉強へのやる気が追い付かない場合

子供の勉強へのやる気が追い付かない場合
いかに完璧な計画を立てて、いかに周囲が熱心にサポートに回ろうとも、子供の勉強へのやる気が追い付かなければ成果は出ません。「週一回家庭教師を追加し、綿密な計画を立てたから大丈夫!」と思いきや、子供がますますやる気を失ってしまうなんて事態もあり得ます。その場合、親子で話をすることが大切です。
中学受験は親が主導するケースがほとんど。そのため、中学受験をするそもそもの理由など、親の中では「わかりきったこと」を子供に伝えそびれていることがあります。子供と目的意識を共有できないと、受験勉強を継続することが困難になりがちです。
改めて「なんのために中学受験を目指しているのか」「志望校はどんなところなのか」など、子供がビジョンを描けるよう、詳細な情報を共有しましょう。志望校見学をして実感を持ってもらうのもよいです。

週一回の家庭教師で学習サイクルを軌道に乗せよう

週一回の家庭教師で学習サイクルを軌道に乗せよう
週一回家庭教師を取り入れる場合は、塾だけでは上手く回らなかった学習サイクルをいかに上手く軌道に乗せられるかがポイントです。そのために、家庭教師をお願いする曜日はどの曜日だと一番効果的なのか、授業内容はなにを中心に据えるべきかなどをしっかりと検討する必要があります。
また、子供の現状を把握し、それに沿った改善案を打ち出すことが大切です。今現在子供は何曜日に何をどれだけしているのか、曜日別にスケジュールを書き出してみてください。そうして可視化されたスケジュールを分析し、子供の抱えている問題点を洗い出すようにしましょう。その問題を解決するには、何曜日に家庭教師を入れるのがよいのかを考えます。

家庭教師をお願いする曜日が決まったら、具体的なスケジュールを固めていきましょう。
しかし、そこまで手を尽くしても子供がやる気にならないケースもあります。なかなか勉強が軌道に乗らないようであれば、改めて中学受験とはなにか、なんのためにやるのか、志望校にはどういう魅力があるのかを子供と共有するとよいでしょう。塾とも連携して週一回の家庭教師の授業を効果的なものにしてください。


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