• 2023年4月27日
  • 2024年4月1日

日能研で成績・偏差値が上がらない!勉強しない子供へのサポート

日能研で成績・偏差値が上がらない!勉強しない子供へのサポート

日能研に通っていても、子供の成績・偏差値が上がらない場合、どのようにサポートをするべきなのでしょうか。この記事では勉強に行き詰まっている家庭に向けて、対処法を紹介します。

日能研ってそもそもどんな塾?

日能研ってそもそもどんな塾?

日能研とはどんな塾なのでしょうか。

大手中学受験塾の中で最も生徒数が多い

日能研は大手中学受験塾といわれる四つの塾のひとつで、中堅校以下で高い実績をあげています。展開する地域も広く、中学受験塾の中では最大数の生徒を擁している塾です。それだけデータも豊かであり、信頼を集めています。

カリキュラムの進度は遅い

他の大手中学受験塾よりもカリキュラムはゆっくり進み、六年生の夏休み前までかけて出題範囲を終えるやり方をとっています。他の大手塾は六年生に入る前に出題範囲を終えていて、タイトなカリキュラムです。そのため、六年生は志望校対策中心になります。

なぜ、大手塾の中で、日能研だけカリキュラムの進度が遅いのかといえば、中堅校以下に強い塾としてじっくり指導を行っているためです。

クラスの人数は25人と多め

日能研ではひとクラスあたりの人数は25人で、中学受験塾の中では多めに設定されています。他の大手中学受験塾はというと、サピックスは15~20人、四谷大塚・早稲田アカデミーが15人前後です。つまり、日能研は他塾のように少人数授業を売りにはしておらず、学校の授業のようなスタイルになります。

結果として、生徒全員に目配りするのが難しい傾向があることは否定できません。積極的に質問をしたり、先生に勉強法を尋ねに行ったりする受け身でない姿勢の子供のほうが上手くいきます。

テキストの問題量が膨大

日能研のテキストは充実した内容になっていて、その問題量は膨大です。とりわけ、日能研の夏期講習テキストや過去の入試問題集は「電話帳と呼ばれるほどの分厚さで知られています。扱いづらいため、断裁して使う人も多いです。

校舎や先生によって違いがある

宿題やテキストの進め方が、校舎によって違うのも日能研の特徴です。そのため、日能研に合うか合わないか以前に、その校舎や先生に合うか合わないかという部分も問われます。ある程度、校舎や先生ごとの裁量で、臨機応変に対応してもらえるのはメリットととらえることもできるでしょう。

日能研で勉強しない子供。どうすればよい?

日能研で勉強しない子供。どうすればよい?

日能研に通っているのに勉強しない子供には、保護者のサポートが必要となります。勉強しない理由としてよくあるケースは以下のとおりです。

受験に対して目的意識や緊張感を持てないでいる

日能研は、大手中学受験塾の中では、競争心を煽るやり方をとる場面が少ない塾です。競争心を煽るやり方に心が折れてしまう子供もいるので、自分のペースで臨みたい子供に日能研は合っています。その分、受験に対して目的意識や緊張感を持たず、のんびりと構えてしまう子供も出てくるのです。

親子で話し合ったり学校見学に行ったりして、具体的に受験のイメージを描く必要があります。また、相対的な立ち位置を意識して、気を引き締めなければなりません。

どこから手をつけたらよいかがわからない

日能研の教材はその厚みで知られています。問題量の多さからどこから手をつけてよいのかわからず、勉強の仕方がわからない子供は少なからずいます。わからなければ、家庭側から先生に相談するようにしましょう。

人数の多い教室の中で、質問ができない

中学受験対策では、膨大な問題量をこなしていかなければならないため、わからないところは日々解消していかなければなりません。その都度、先生に質問に行く習慣を作っておかないと、あっという間にわからない問題が積みあがってしまいます。「今日の質問はこれ」と付箋や書き込みで可視化しておきましょう。

日能研の特徴
  • 大手中学受験塾の中で最も生徒数が多くクラスの人数も多い
  • テキストの問題量が膨大でカリキュラムの進度は遅い
  • 校舎や先生によって違いがある

日能研の学習力育成テストで点を取ろう

日能研の学習力育成テストで点を取ろう

日能研で成績を上げるためにはまず学習力育成テストで確実に点数を取れるようにします。以下具体的に見ていきましょう。

学習力育成テストで点を取る

日能研のカリキュラムはゆっくりではありますが、それはあくまで他の大手中学受験塾と比較した場合の話です。膨大な量をものすごいスピードでこなしていることに変わりありません。また、日能研は教材も膨大で、どこから手をつけてよいのかわからない家庭も多いでしょう。

まずは焦らず、学習力育成テストで確実に点を取ることを目標にしてください。

学習力育成テストは点数が取りやすい

多くの大手中学受験塾がそうであるように、日能研にも定期的に行われるテストがあります。頻度は週に一回で、テスト対策の勉強を通して、その週の学習を振り返られる仕組みです。それが日能研の学習力育成テスト、以前はカリキュラムテストと呼ばれていたものです。

学習力育成テストの内容は基本的に、メイン教材である『本科教室』と『栄冠への道』から出題されます。そのため、復習さえしておけば、点数はしっかりと取れる作りです。逆に言えば学習力育成テストで点をとれていなければ、その週の範囲の理解が危ういことを意味します。日能研のテストは他塾より難易度も易しめなので、得点がとれない状況ならば即改善が必要です。

宿題だけで終わってはNG

真面目に勉強していても、宿題だけで手いっぱいで復習をうまくこなすことができない家庭も多いでしょう。それでは学習力育成テストで点数をとれません。勉強を解く速度は理解度に比例します。そのため、理解できない単元が積み重なれば積み重なるほど、復習に要する時間も膨れ上がり追いつけなくなるのです。こうした悪循環に陥ってしまうと、受験本番までに合格点を取れるところまで成績を上げるのが難しくなります。

勉強をする際は時間を常に意識して

集中力がない子供や、時間感覚の乏しい子供には、チェックリストタイマーを与えるとよいでしょう。中学受験の勉強はなし崩しにやるものではなく、「今日はここまでこのぐらい時間をかけてやる」と決めて臨むものです。そうしないと、確実に時間が足りなくなります。机に向かう時間ではなくどれだけ解けたかが大切です。テスト本番に向けて時間感覚も身に付けられます。

復習の精度が大切

復習をする際は、徹底的に「テストに出たとき、自分の力で解ける」ようにします。なかなか時間的余裕がないので、この「繰り返し解いて仕上げる作業」ができない子供が多いのですが、成績優秀者は確実にミスした箇所をやり直していきます。

このやり込みの精度が受験の合否を分けるといっても過言ではありません。

保護者が復習をサポートする

復習を子供だけですべてやり遂げるのは、簡単なことではありません。解き直して、解けなかった問題の横に日付を入れるところまでは子供がやります。

では、保護者の役目はというと、定期的に「ここのやり直しは終わった?」という声かけや、とりこぼしがないかを確認してあげてください。自力で解けた問題にはマルをつけておきましょう。苦手そうな問題は類題も解くよう、促してあげるとよいです。学習力育成テストの結果を見ながら、勉強の仕上げ方がうまくいっているか振り返るようにしましょう

学習力育成テストでは点が取れるのに、公開模試の結果が悪い!

学習力育成テストでは点が取れるのに、公開模試の結果が悪い!

学習力育成テストで点数がとれて、公開模試で点数がとれない子供の勉強法はどこに問題があるのでしょうか。

応用力の欠如。解き方を丸暗記するのはダメ

学習力育成テストで点数が取れるようになったのに、公開模試では点数がとれないと、親としては「どうして!」という気持ちになるでしょう。これは解き方を丸暗記してしまっていて、応用力がついていない子供に多いパターンです。

学習力育成テストはテキストの解き方を覚えればそれなりに高得点が取れるため、「理解」するのではなく「暗記」して臨んでしまう子供が一定数います。もしくは、単元ごとの勉強はきっちり仕上げていたけれど、公開模試前までに知識が抜けてしまったケースもあるでしょう。

理解ではなく暗記していた場合、解き方を人に説明しながら復習するとよいです。人に教えられるぐらい理解できている状態を目指しましょう。その上で、類題まできっちり解けるように仕上げる作業が必要となります。

ひと目見て復習ポイントがわかるテキスト作りを

公開模試前までに知識が抜けてしまった場合は、いかにタイミングを見てピンポイントで復習していくかが問われます。広い範囲をすべてやり直すことは誰にもできません。つまり、公開模試前までに復習するポイントをはっきりさせておく必要があるのです。

学習力育成テストの範囲に合わせて、何度も問題を解き直して、自力で解けるレベルにまで仕上げた子供のテキストには、すでに「どこを復習したほうがよいか」がひと目見ただけでわかるように書き込まれています。何度も間違えた問題には、やり直した日付が複数書き込んであるためです。間違えやすい問題だけピックアップして見直すだけで、ある程度精度の高い復習ができます。

つまずいている単元を早めに洗い出そう

学習力育成テストで点がとれていたとしても、実力が身についていない単元があるのなら、早めに洗い出しましょう。大切なのは公開模試でなにが解けなかったかを自分で分析してみることです。

よく「テストは点数を見るもの」だと勘違いしている子供がいます。そうではなく、「間違えた問題がどこかをチェックし、自分の得意不得意を把握するためのもの」として位置づけましょう。間違えた問題の類題を問題集で探して解き直してみてください。やり直す回数は一回だけではなく、実力で確実に解けるようになるまで繰り返し解きます。

志望校に受かる自信がない!勉強法の見直し

志望校に受かる自信がない!勉強法の見直し

志望校に受かるための勉強ができているのかを一度確認してみましょう。

テキストの問題量の多さとどう向き合うか

日能研のテキストや問題集の問題量は多く、すべてをやろうとすると確実に失敗します。志望校が決まったら、自分に必要な難易度はどのあたりまでかを必ず先生に確認してください。「このレベルまで解ければよい」と教えてくれるはずなので、指示された範囲を勉強するようにしましょう。季節講習のテキストでも同様です。志望校によって必要のない問題がかなり含まれているため、見極めて解く姿勢が大切になります。

日能研は夏休み前まで出題範囲を勉強し、その後志望校対策に移るため、個々の志望校対策への指導が不足しがちです。家庭の側から働きかけて、「なにが必要なのか」を早めに確認するようにしましょう。

学習力育成テストの正答率表の活用を

中学受験対策では、限られた時間で無駄なく勉強することが求められます。そのために活用したいのが育成テストの正答率表です。テストを受けた子供の正答率がわかるようになっていて、志望校に必要な問題がどのあたりかの見当がつくようになっています。

日能研の先生にも確認して、自分ができるようにならなければならないラインはどのあたりか尋ねてみるとよいでしょう。難易度の高い問題をやり込もうと思うと、とにかく時間がかかります。必要ではない問題には初めから手をつけないのが一番です。

遅めに始まる志望校対策

他塾に比べて志望校対策が始まる時期が遅いため、不安に思う家庭もあるかもしれませんが、どのみち出題範囲を理解できていないまま、志望校対策に乗り出してもうまくいきません。むしろ、六年生の夏までに苦手な単元を徹底的に潰していきましょう

日能研で行き詰まったら、テストを軸に立て直しを

日能研で行き詰まったら、テストを軸に立て直しを

日能研での勉強で行き詰まったら、テストに焦点を合わせて勉強をすることでルーティンを確立しましょう。テストは復習が必要なタイミングに合わせて実施されています。すぐによい点がとれなくても、返ってきたテストを分析し、不足している箇所がどこなのかを見極めて臨めば少しずつ実力は定着化します

日能研では、ひとクラスあたりの人数が多めなため、個々へのフォローがどうしても手薄になる場面もあります。家庭の側でも、塾と連携がとれるよう働きかけていくとよいです。その上で、子供が今なにに取り組んでいるのかを把握し、進捗習熟度をチェックし、やり直す問題や質問事項を取りまとめてあげるとスムーズでしょう。

家庭で学習サポートを一手に担うのが難しいようであれば、家庭教師サービスを活用することをおすすめします。日能研の補習コースのある家庭教師サービスを選ぶとよいでしょう。中学受験に詳しい先生に見てもらえば、的確に学習の後押しをしてもらえます。

日能研で行き詰まった時の対処法
  • 返却されたテストを分析する癖をつける
  • 自分に不足している箇所を見極められるようにする
  • 現状を親がしっかりと把握して復習内容を取りまとめる
  • 家庭でのサポートが疎かになる場合は積極的に家庭教師を利用する

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