• 2023年6月26日
  • 2024年4月1日

グノーブルやenaについていけない子供必見の勉強法とは

グノーブルやenaについていけない子供必見の勉強法とは

中学受験の大手四塾以外にも、優れた受験指導をしている塾はあります。グノーブルやenaはその代表格です。しかし、いかに優れた塾でも全員が全員ついていけるわけではありません。この記事ではグノーブルやenaについていけない子供におすすめしたい勉強法を紹介します。

サピックスと比較されるグノーブルってどんな塾?

サピックスと比較されるグノーブルってどんな塾?

サピックスとよく比較されるグノーブルはどんな塾なのでしょうか。

グノーブルはサピックスのメインスタッフが立ち上げた塾

グノーブルはサピックスの創設者のひとりが、サピックスの主要スタッフと独立して立ち上げた塾です。グノーブルに移ったスタッフの中には、サピックスの元教務本部長もいます。2006年に大学受験塾として始まり、その後中学受験を担当できる講師陣を集めました。カリキュラムがサピックスとよく似ているのはそのためです。中学受験をする子供たちは2023年入試で十期生に当たります。大手に比べればまだまだ歴史が浅いですが、初年度から高い実績を出している塾です。

サピックス同様超難関校受験者向け

グノーブルでは、サピックスと同様、御三家レベルの超難関校に焦点を当てた対策が可能です。もちろん、超難関校に全員が受かるわけではないですし、難関校や上位校以下を目指す生徒もたくさんいます。しかし、スピーディーで家庭学習の量もたくさんあるグノーブルに入るなら、超難関校志望の子供がより向いているでしょう。

校舎は首都圏のみに展開

規模は大手に比べれば小さく、校舎は以下の12校です。

グノーブル校舎一覧(2023年6月現在)
  • お茶の水校
  • 吉祥寺校
  • 自由が丘校
  • 白金高輪校
  • 巣鴨校
  • 成城学園校
  • 東京(東日本橋)校
  • たまプラーザ校
  • 武蔵小杉校
  • 横浜校
  • 本八幡校
  • 南浦和校

そのため、グノーブルの場合、通える範囲に校舎があることが前提になります。

グノーブルではプリント整理がカギ

グノーブルではサピックス同様、冊子やプリント類の配布が多いです。管理するのは子供だけでは難しく、たいていは親が配布物の整理を行います。他塾のようにまとまったテキストではないため、復習しようにもわかりやすく保管していないとうまくいきません

まずはすぐに取り出せるかたちでファイリングしましょう。勉強机の隣に、ファイルを収納する棚も用意したいところです。すぐ取り出して勉強できる環境を作りましょう。

その日やった内容はその日のうちに復習を

その日やった内容はその日のうちに復習を

グノーブルは宿題量も復習量も多いので、家庭学習を習慣化させて、短時間で効率的に問題を解いていかないと手に負えなくなります。次の授業までわからない問題を残しておくと、雪だるま式に膨れ上がって、処理が追い付かなくなるため、できる限りその日やった内容はその日のうちに片付けていきましょう。

まず、授業でやった内容を復習して、わからないところを解消します。質問したい問題は付箋を貼るなりマークをつけるなりして、すぐわかるようにしてください。

宿題も難しくても投げ出さずにできるだけ解きます。考える前から「どうせわからない」と決めつけるのではなく、授業内容を見返す習慣をつけましょう。そうしないと、学力が定着化しません

グノーブルの科目別勉強法

グノーブルの科目別勉強法

グノーブルの科目別勉強法は以下のとおりです。

国語の勉強法

グノーブルの国語は比較的、読み書きに時間を割くカリキュラムです。記述指導は時間がかかるので、塾によっては軽視されがちですが、超難関校を目指す塾だけあって徹底的に指導されます。

ただ、国語が苦手な子供にとって、記述問題は簡単に身につくものではありません。まず、先生に指導された内容を読み流さず、ポイントごとに整理してみましょう。たとえば、文末表現や読点の打ち方、接続詞の使い方や文章の長さを注意されたら、次回は同じ失敗をしないようにします。記述問題がうまくならない子供はたいてい同じ失敗を繰り返すタイプなので、指摘されたポイントを忘れない姿勢が大切です。

文章の読みにくさを指摘されるのであれば、一文を短めにしてみるとよいでしょう。短すぎてリズム感がない文章もおかしいですが、まずは読みやすさからです。徐々にメリハリの付け方を学びます。

算数の勉強法

グノーブルの算数カリキュラムは子供の興味を引き出す工夫がされています。それでも、「面白くない」と感じているのであれば、理解が追いつかない状態が続いているためです。算数のつまずきポイントを把握するためには、テストを見直してみるとよいでしょう。テストのミスから解けない問題を洗い出してやり直します。類題まで解いてみてください。

基本的な勉強の仕方としては、『GNOラーニング』と『家庭学習用』をやり込みます。不得意単元がある場合は、授業内容と並行して復習しましょう。

算数で点数が取れない子供の中には、「毎回必ずケアレスミスをしてしまう」タイプがいます。しかし、本人がケアレスミスだと思っていても、実は原因があるものです。多いのは途中式の書き方が雑なケース。特に筆圧が弱く薄い字を書く子供の場合、見間違えはよく起きます。濃い鉛筆に変えるなど具体的な対策が必要です

理科の勉強法

理科を学ぶためには、文意をきちんと読み取る読解力も、計算問題をこなせるだけの算数の力も必要です。中学受験は算数と国語の勉強がメインになりやすいですが、結果的に理科を学ぶ上での基礎作りにもなります。だからといって、理科自体を後回しにしていると大変です。グノーブルは理科のペースが速い上、配布物も多くあります。難易度の高い問題も多く、六年生に入ってからは特に苦戦します。

とりあえず難易度の高い問題は後回しにし、基本レベルだけでも固めましょう。メインのテキストである『GNOラーニング』はもちろん『基礎力テスト』などもやり込んでおくとよいです。グノーブルの理科教材の情報量は多く、仕上げれば確実に実力が身に付きます。もし、理科への苦手意識が強く、見やすいテキストがほしい場合は、四谷大塚の『予習シリーズ』を購入して副読本にするのもよいです。

社会の勉強法

社会の成績が六年生になっても上がらず、焦る子供は多いです。社会は一番受験生が後回しにしがちな科目だからです。とりあえず、覚える分量が少なめの四年生のうちに社会の下地を作りましょう。学習漫画を読んだり旅行に行ったり、机に向かう以外の方法で学んでみてはどうでしょうか。スーパーでの買い物も産地を覚える役に立ちます。

グノーブルのカリキュラムは四年生で地理、五年生で歴史、六年生の春休みまでで公民というペースです。他塾と比べると歴史はじっくり学べてよいですが、公民は駆け足になります。授業内でできる限り理解するつもりで臨まないと時間が足りないです

過去問に取り組む際は古すぎるものは避けましょう。社会は時代とともに答えが変わっていくためです。三年分ぐらいを目安にし、足りなければ他校の問題を解いてみてもよいでしょう。

サピックスと比較されるグノーブルのまとめ
  • グノーブルを立ち上げたのはサピックス創設者のひとり。
  • 超難関校受験者向けで進行がハイスピードで配布物は多い。
  • その日やった内容はその日のうちに片づけなければ追い付けなくなる可能性が高い。
  • 国語の記述指導を徹底的に行っている。
  • 算数のカリキュラムには興味を引き出す工夫が多い。
  • 理科のペースが速く配布物が多い。
  • 社会の進行スピードはゆっくりだが、公民が駆け足になる。

中学受験に強いって本当?enaってどんな塾?

中学受験に強いって本当?enaってどんな塾?

中学受験においてよく名前を聞くenaですが、いったいどんな塾なのでしょう。

都立中高一貫校受験といえばena

enaは、都立中高一貫校を受験する家庭にとって、有力な選択肢になり得る塾です。長く都立中高一貫校対策に力を入れてきているため、他塾に比べノウハウがあります。記述の指導も低学年のうちから手厚いです。

スター講師の授業は映像で

小学部では、ダブル学習システムを採用しています。対面授業だけではなくスター講師の授業を映像で見られるのも魅力のひとつです。

多種多様な合宿が名物

enaでは夏に限らず多種多様な合宿を実施しています。テーマ別に合宿を開催していて、その内容は勉強に限りません。自然を学ぶための自然体験合宿などアクティビティの一環のような催しが用意されています。

enaのコース分け

五年生から、都立コース、都私立コース、私立コースに分かれていて、ニーズに合わせて選択できます。
それとは別に、難関私立中受験に特化した「私立専門最高水準」コースもあります。対象学年は一年生から六年生。選りすぐりの講師陣を集めて質の高い授業を提供します。目指すのは御三家レベルや超難関校レベルの学校です。授業も宿題も塾だけで完結できる指導を目指しています。

受け身で授業に臨むのはやめよう

受け身で授業に臨むのはやめよう

enaの授業には都立中高一貫校対策に強い塾ならではの特徴があります。適性検査では、受験者の考えを過不足なく文章に落とし込む技術が必要になります。思考力や判断力が欠かせません。そのため、enaの授業でも受け身ではなく、主体的に学習に臨む姿勢が求められます。

授業中は、できるだけ先生の話をよく聞き、自分の考えを整理するようにしてください。言われるがまま答えを書いたり、丸暗記しておけば済んだりする授業ではありません。「なぜそうなるのか」を常に説明できるようにしましょう。たとえば、算数の公式ひとつとっても、なぜその公式が成立するのかを考え、説明できる状態に仕上げていくとよいです。

enaの科目別勉強法

enaの科目別勉強法

enaの科目別勉強法は以下のとおりです。

国語の勉強法

毎回の漢字テストを確実に満点に仕上げましょう。enaの漢字テストは満点合格が基本です。雑な字だと丸がもらえないので、とめ・はね・はらいまで仕上げてください。

enaは書く力を育てる指導を大切にしています。しかし、書けるようになるためには、読めるようにならなければなりません。読む際は、重要なポイントに線を引きながら音読してみてください。

また、本文だけではなく、自分の書いた記述問題の答えも音読してみることをおすすめします。正しい文章を書けているつもりでも、声に出して読み上げると途端にアラが見えてきます。読み返しているうちに、文章のリズムやルールが定着化していくはずです。

算数の勉強法

算数では解き方を丸暗記するのは避けましょう。応用力をつけるためにも、解き方を説明できるようにします。復習ノートをとる際も、見直したときに解法がひと目で理解できるようにまとめましょう。まとめ終わったら、復習ノートを見ながら自分で解き方を講義してみてください。できたら、今度は復習ノートを使わずに講義をしてみます。

うまくできなければ復習ノートをもう一度見直して臨みましょう。スラスラと説明できるようになるまで、何度でもやり直すとよいです。

理科の勉強

都私立コースと私立コースでは、理科と社会は映像授業になります。ちゃんと復習できるようにまとめておきましょう。その上で、enaのオリジナルテキストである『PERSPECTIVE』を読み込んでください。基本レベルを固めてから、ステップアップしていきます。自分がどのレベルの問題まで解けるようになる必要があるか、塾に確認しておきましょう。

社会の勉強法

社会は丸暗記をするつもりで臨んではNGです。丸暗記したところですぐ抜けてしまうので、全体の流れを頭に入れてください。地理ならば、なぜその土地に特定の産業が定着したのかを考える必要があります。公民ならば、なぜ特定の制度が求められたのか、背景の掘り下げが必要です。授業後は、『PERSPECTIVE』を読み込みましょう。

社会は地理・歴史・公民の分野をそれぞれ身に付けて、横断的に問題を解けるようにしなければなりません。そのためにはまず地理から固め、地形を頭に入れておきましょう。県名や県庁所在地も覚え、名産品や工業を覚えてください。

都立中高一貫校に力を入れているenaのまとめ
  • 都立中高一貫校を受験する家庭にとっては有力な選択肢になる。
  • 多種多様な合宿を実施している。
  • 「なぜ」を常に考える癖付けが必要になる。
  • 国語の漢字テストは満点合格が基本となり、算数では解き方を説明できるようになる必要がある。
  • 理科と社会は映像授業を取り入れている。

四大大手以外の塾。それぞれの強みを生かして

四大大手以外の塾。それぞれの強みを生かして

中学受験塾は四大大手塾だけではありません。グノーブルやenaのように高い実績を出している、魅力的な塾があります。ただし、どんなに魅力的な塾でも、結果を出すためには相応の努力や工夫が必要です。もし、塾に対して「ついていけない」と感じるようであれば、改めて自分の勉強法を見直しましょう。

グノーブルの場合は、サピックスに匹敵する量とスピードをいかに捌いていくかが問われます。主体的な学習は必須です。

enaの場合は、すべての科目において思考力を伸ばす作業が欠かせません。記述の指導に強いので、私立中学受験の場合も「なぜそうなるのか」を考え抜くスタイルとなります。

その塾ならではのアプローチを理解し、成績を伸ばしていく必要があります。科目別に今の自分の勉強の仕方でよいのかを見直してみることをおすすめします。

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