• 2025年7月9日
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時間計算(算数):小学生がつまずきやすいポイントと克服法

時間計算(算数):小学生がつまずきやすいポイントと克服法

時間計算は、小学生の算数で多くの子が苦手意識を持ちやすい単元です。時刻の読み方、経過時間の計算、単位の換算など、さまざまな知識が必要になります。

この記事では、時間計算の基本からつまずきやすいポイントと克服方法まで、具体例や図表を交えて解説します。

保護者の方にとっても、お子様の学習をサポートする参考になる内容です。

時間計算の基本を理解しよう

時間計算の基本を理解しよう

時間の単位と換算

まずは基本の単位と換算をしっかり理解しましょう。

単位換算
1分60秒
1時間60分(= 3,600秒)
1日24時間(= 1,440分 = 86,400秒)

時間を分に変換するとこうなるよ

2時間 = 2 × 60 = 120分
3時間15分 = 3 × 60 + 15 = 195分

時刻と時間の読み方

時刻と時間は意味が異なるよ

時刻:ある瞬間を示す(例:午後3時)
時間:ある区間の長さ(例:2時間30分)

午前と午後の区別

時刻表示説明
午前0時真夜中
午前12時正午(午後0時)

デジタル時計とアナログ時計

デジタル時計とアナログ時計

午前8時30分の表示例

デジタル時計アナログ時計
数字で表示短針(時)、長針(分)

アナログ時計の見方だよ

短針が「8」と「9」の間 → 8時台
長針が「6」→ 30分

小学生がつまずきやすいポイント

繰り上がりイメージ

繰り上がり・繰り下がり

繰り上がりの例15分 + 50分 = 65分 = 1時間5分
繰り下がりの例1時間15分 − 45分 = 75分 −45分 = 30分

60分=1時間、60秒=1分

時間は60進法だよ

単位換算のミス

(例)2時間30分を分に換算してみるよ

(正解)2 × 60 + 30 = 150分
(誤り)2 × 100 + 30 = 230分

文章題の読解

文章題では出発・到着・経過時間などの言葉に注意します。

出題例

午後2時15分に出発し、45分後に到着しました。到着時刻は?

午後2時15分は14時15分です。
線分図を書くと理解しやすくなります。

線分図

線分図

克服法と学習のポイント

克服法と学習のポイント

① 時計を使った練習

アナログ時計で針の動きを確認し、デジタル時計で正しい時刻を読むとすぐに答えがわかります。

② 図や線分図で整理

いつ出発して、何分経ったか」を線分図で表すとわかりやすいです。

③ 反復練習

教科書・ドリル・問題集を活用し、繰り返し練習が大切です。

練習問題

練習問題を実際にやってみましょう。ぜひ親子でチャレンジしてみてください!

練習問題① 時間の換算

(答えは記事の最後に掲載しています)

  1. 180秒は何分ですか?
  2. 2時間30分は何分ですか?
  3. 1日と12時間は何時間ですか?
  4. $\frac{1}{5}$時間は何分ですか?
  5. 40秒は何分ですか?

練習問題② 経過時間の計算

(答えは記事の最後に掲載しています)

  1. 午前9時20分から午後1時までの経過時間は?
  2. 午後3時から2時間45分後は何時?
  3. 午前11時15分に出発して、40分後に到着。到着時刻は?
  4. 午後4時50分から55分後は何時?

時間計算を日常生活で活かそう

  • 時刻表を読む:電車・バスの到着時間を予測
  • 料理:調理時間を逆算してスケジュール管理
  • スケジュール管理:1日の活動に必要な時間を計算

スケジュール表

7:00 –7:30起床・身支度
7:30 –8:00朝食
8:00 –9:00登校
9:00 –15:00授業
15:00 –17:00遊び
18:00 –19:00夕食
19:00 –21:00自由時間
21:00 –就寝

練習問題の答え合わせ

練習問題① 時間の換算の解答

  1. 180秒は何分ですか? → 答え:3分
  2. 2時間30分は何分ですか? → 答え:150分
  3. 1日と12時間は何時間ですか? → 答え:36時間
  4. $\frac{1}{5}$時間は何分ですか? → 答え:12分
  5. 40秒は何分ですか? → 答え:2/3

練習問題② 経過時間の計算の解答

  1. 午前9時20分から午後1時までの経過時間は? → 答え:3時間40分
  2. 午後3時から2時間45分後は何時? → 答え:午後5時45分
  3. 午前11時15分に出発して、40分後に到着。到着時刻は? → 答え:午前11時55分
  4. 午後4時50分から55分後は何時? → 答え:午後5時45分

時間計算(算数)まとめ

時間計算は日常生活で欠かせない大事なスキルです。
お子様のペースに合わせて練習し、繰り返し・視覚化・応用を意識することで、苦手を克服できます。
この記事が学習のサポートになれば幸いです。

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