• 2025年5月16日
  • 2025年5月20日

東洋英和女学院中学部・高等部インタビュー特集

東洋英和女学院中学部・高等部の外観

イベント日程

生徒インタビュー

本日は東洋英和女学院にお邪魔しています。今回は生徒さんにお話を伺っていきたいと思います!まず、MKさんは生徒会長さんとお聞きしました。生徒会長になられた経緯をお聞きしたいと思います。

MKさん友達が「選挙に出てみたいんだよね。一緒にやらない?」と誘ってくれたんです。中学生までは生徒会活動などをガツガツやってこなかったのですが、「私でもできるのかな?やってみようかな」と思ったのが最初です。

MKさんの「やってみようかな。できるんじゃないかな」というモチベーションは、どこからきたのでしょうか?

MKさん私たちは中1のときに新型コロナのために休校になり、入学式もできず、6月に夏服で入学しました。学校が再開してもリモート授業が多く、友達とも会えないままで、あと一歩自分からアクションを起こしていれば、いろいろなことを得られたのに、その一歩が出せなくて何も掴めなかったという思いが強く残っていました。だから「ここで一歩動けば何か変わるかも」「新しいことを得られるかも」と考えたらワクワクしたんです。

~生徒会長として苦労したこと、達成感を得たこと~

生徒会長として苦労したこと、達成したこと

生徒会長になってから、これまで苦労したことや達成感を得たエピソードはありますか?

MKさん今年(2024年度)は東洋英和の創立140周年だったので、記念企画をやりたいと考えていました。そこで東洋英和の卒業生でもある小巻亜矢さんが代表取締役社長を務めるサンリオエンターテイメントとコラボして、“制服キティちゃん”を作るプロジェクトを立ち上げました。プロジェクトはすべて生徒主体で、金額面からデザインの細部まで企業の方と何回もミーティングを重ねました。東洋英和の制服は長い歴史がありますし、私たちも大好きなので、できるだけ完全再現したくて細かいところまでこだわりました。修正のたびに役員会でも話し合いを重ね、最終的に完成品が届いたのはプロジェクトスタートから半年後の10月半ばでした。

生徒さんの反響も大きかったのではないでしょうか?

MKさん発注個数を決めるため、在校生に「どのくらい欲しいのか」アンケートをとりましたが、実際に販売を始めると予想よりかなり多くの方が買ってくれました。在校生向け販売のあと、楓祭(文化祭)でも販売したのですが、「“制服キティちゃん”を売るらしいよ!」という噂を聞いたOGや受験生の方たちがたくさん並んでくださり、一瞬で売り切れてしまって、私も驚きました。

~Hellosmileへの貢献~

MKさんこの140周年企画には、もう1つ要素があります。サンリオが協賛しているプロジェクト「Hellosmile」——子宮頸がんの予防啓発を推進する活動——に、今回のコラボグッズの売上の一部を寄付しました。楓祭のパンフレットにも「Hellosmile」の紹介を載せて寄付を募ったり、中庭でホットレモネードを販売して、その売上の一部も寄付したりしています。「おいしいものを飲みながら社会貢献もできる」という経験を、みんなにしてほしいと思って実施しました。

コロナ禍を経験していなかったら、また違った考え方だったかもしれませんね。

MKさんそう思います。コロナで学校に通えなかった分、今できることをやりたいという気持ちが強くなりましたし、在校生が楽しめる企画を考える視点が育ったと思います。

中央委員として何をしたいか_AKさん

~現在所属する中央委員会とは?~

現在所属する中央委員会とは?

AKさんは現在、中央委員会に所属されているとのことですが、どのような組織なのでしょうか?

AKさん中央委員会は各クラスから選出された委員が集まる組織で、生徒会とクラスをつなぐ役割を担っています。中学部中央委員会は、1学年5クラス×3学年で15人、高等部中央委員会は5クラス×2学年で10名という構成で、中学部のイベント企画、生徒会全体の企画や学校説明会のお手伝いなどを積極的に行っています。たとえば学校説明会の「英和生と話そう」というコーナーに参加したり、今年の楓祭では受験生の方と1対1または2対1で校内を案内する「一家に一台英和生」という企画をしたり、楓の大きい木を作ってメッセージツリーにしたりと、いろいろなことをやりました。

1年間でイベントはどのくらいの頻度なのですか?

AKさん単体での企画はそれほど多くないのですが、楓祭では3つ企画に関わりました。また中学部の合唱コンクール(6月開催)の運営、中2企画、中3企画や、併設の小学部への説明会も担当したので、1か月半に1回くらいイベントがありました。打合せは、週1回、お昼休みに20分ほどの定例会で行っています。

~次期副会長として実現したいこと~

AKさんは来年度(2025年度)、生徒会副会長に決まったそうですが、立候補した経緯を教えてください。

AKさん私は今、中学部中央委員会のメンバーとして評議会(生徒会役員、中央委員、クラブ運営委員で構成される生徒の時事活動の中心機関)に出席しており、先輩方の活動を間近で見たり、一緒に企画を動かしたりする中で、「もっと続けたいな」と思ったのが大きな理由です。あとは個人的に挑戦したい気持ちと、やっぱり仕事がある方が学校生活が充実するという思いがあります。

来年度やってみたい企画などはありますか?

AKさん来年の楓祭で評議会として面白い企画を立ち上げたいです。楓祭はこれまで部活や委員会などの団体での参加が中心だったのですが、2024年度はクラス参加を実現できました。個人的には、もっとクラスごとの参加を増やして、みんなでワイワイやれる文化祭にしたいなと思っています。

学校説明会『英和生と話そう』とは?_MKさん・AKさん

先ほどから少しお話が出てきている「英和生と話そう」というワードが気になっています。

MKさん「英和生と話そう」は、学校説明会で、受験生とその保護者と、英和生がお話しする企画です。評議会や中央委員会や、「おたすけっと」と協力して行っています。

「おたすけっと」とは何なのでしょうか。

MKさん生徒会活動に1回だけ”お手伝い”という形で参加できるしくみです。「英和生と話そう」でも「おたすけっと」を募集して、受験生と話してくれる意欲のある生徒を集めました。

「おたすけっと」たちには、どのように受験生に話をするよう伝えているのでしょうか。

MKさんありのままを伝える、ということを大切にしています。また、話を盛ったり、いいように見せたりするのは絶対にしないでほしいという共通認識を持っています。例えば「宿題は全くありません」とか「英和って最高です」という伝え方ではなく、「宿題は毎日ある科目もあるけれど、ちゃんとコツコツ積み重ねたらつらくないし、その積み重ねで私たちも成長できるよね」というような説明してほしいと伝えています。

AKさんは「英和生と話そう」や「おたすけっと」について、どのように感じられていますか。

AKさん授業がない土曜日に学校説明会のお手伝いに参加してくれるところに、意欲の高さを感じます。実際に参加してみると、みんなきちんとまっすぐに質問に答えて、事実を伝えながらも励ませるような方向性で話をしている、と感じています。それに私たちも、自分たちのことを話したい、知ってもらいたいと思ってお話しているので、とても楽しいです。ただ個人的なことやプライバシーに関わる内容は、事前に答えなくてもいいと確認しています。また必ず中学生と高校生でペアを組んで対応しています。

建学の精神「敬神奉仕」はどのように根付いているのか

建学の精神である「敬神奉仕」は、どのように自分の中に根付いていると思いますか。

MKさん「敬神奉仕」を「敬神」と「奉仕」に分けてお話しします。まずは「敬神」ですが、「神様は私の最強の味方!」と思うと、無茶をしても大丈夫だと思えますし、何にでもチャレンジできると感じています。次に「奉仕」ですが、みんながすごく優しいところだと思います。自分が言われたら嬉しい言葉をかけてくれたり、小さな気遣いをしてくれたりするんです。それが嬉しくて、自分も周りに嬉しい言葉をかけたくなるし、優しい行動をしようと思えます。この“優しい環境”が成り立っているのは、建学の精神が土台にあるからかな、と思います。

お話を聞いていて、いい友達関係が築けているのだなと感じました。AKさんはいかがですか。

AKさん私は小学部から東洋英和にいるので、あまりに当たり前すぎて、あまり自覚がないんです。でも東洋英和で過ごしていると、自然と「誰かのために」というモチベーションが育まれて、自分自身も成長できたと感じます。

英語・国際教育と自主活動

東洋英和は英語や国際教育に力を入れていますね。

AKさん国際教育には、英語の習得と国際社会に目を向けるという2つの側面があると思っています。私は英語はあくまでツールだという捉え方をしています。英語を知っていればたくさんの情報を知ることができますし、いろいろな経験ができるようになります。東洋英和はほぼ毎日英語の授業があるので、とても良い環境だと思います。また礼拝のお話や講演会など、国際社会に目を向ける機会が多くあり、興味を持ったらさらに視野を広げられる自主活動団体が沢山あります。

MKさん私たちは2人とも「TEAM+」(Toyo Eiwa Activities for Myanmar)という自主活動団体に入っています。ミャンマーの支援を行う団体なのですが、最近「+」が付いて、もっと広い視野を持って支援しようという取り組みを始めています。実は今日もココアを中庭で販売して、ミャンマーの少数民族ロヒンギャの支援に寄付する、というイベントを行いました。校内広報誌『英和タイムズ』にもロヒンギャ問題の情報を掲載しました。ふだんあまり関心がない人も「ココアを飲みに行こうか」という感じで来てもらい、そこで動画を流したり、説明の紙を見てもらったりしています。ほかにも日本に住んでいるロヒンギャ難民の方を学校にお招きして、講演をしていただいたことがあります。そのお話を聞いた上で、私たち中高生に何ができるのか考える機会をいただきました。

当事者の声を直接聞けるのは貴重な経験ですね。

MKさん数年前までは、ミャンマースタディツアーという現地に行く企画があったのですが、今のミャンマー情勢では実施は難しいです。でもその中で「何ができるか」「どうすれば多くの人に知ってもらって解決に近づけるか」を考えるのがTEAM+の活動です。TEAM+ではありませんが、先日、アメリカンエクスプレスやブルームバーグなどの外資系企業にも自主活動の一環として行かせていただきました。そうした経験を通して、どうやったら自分たちでアクションを起こせるのか、得た知識を共有してどう周りを巻き込めるのかを考えているところです。

AKさん私は「英語ディベート研究会」という自主活動団体に2年前から所属しています。ディベートの題材が今の各国の情勢だったりするので、英語ディベートをやることが私なりに国際社会へ目を向ける機会になっています。

英語ディベート研究会の活動を通して、どのようなことを学ばれたのでしょうか。

AKさんまず、積極性を学びました。自主活動は誰かから「やりなさい」と言われてやるものではなく、自分からやろうと思わないと何も始まりません。最初の一歩を踏み出すのには大きなエネルギーが必要ですが、その一歩を踏み出す大切さを学びました。また、ディベート大会に参加するときは、申し込みも自分たちで行わなければならず、楽しいけれどとても疲れます。でも「この大会に出る」という意欲を出し、積極性を持って取り組むことが大事だと実感しています。さらに自主活動に参加していると、すごく視野が広がると感じます。自主活動をする場には視野が広い人が多く、学校に通って勉強しているだけでは得られない視点や、尊敬できると思えるような人たちとの出会いがあります。

学校内だけでは得られない学びがたくさんありそうですね。

AKさんはい。東洋英和はそうしたチャンスや機会をたくさん与えてくれる学校だと感じます。これからも英語ディベートを楽しみたいですし、もっと高みを目指したいと思っています。この自主活動で磨いた英語のスキルや広がった視野を活かして、新しい自主活動にもどんどん挑戦したいです。

東洋英和女学院のおすすめポイントはどこ?

最後に東洋英和女学院のおすすめポイントを教えて下さい。

MKさん私はやはり「英和生」自体が魅力だと思います。例えば部活動では「ステージ系」と呼ばれる音楽部やダンス部、英語劇部など非常に活発で華やかです。そのほかにも文化系や運動系の部活があって、それぞれ楽しいところが魅力ですね。委員会活動も盛んですし、楓祭は生徒主体で作り上げるので、やりがいがあります。それらを含めて、英和生はみんな「敬神奉仕」の心を持っているところが良いなと感じています。

AKさん英和は勉強だけでなく、いろいろな面で力を発揮する人が多くいます。特に音楽が得意な人が多いです。自分の個性や「やりたいこと」をしっかり持っている人が多いので、とても刺激を受けます。才能を持った人が身近にたくさんいるので、毎日刺激をもらえるのが私のおすすめポイントです。あとは校風が自由なところですね。自主性を重んじてくれていて、自分のペースで生活しやすいのも魅力です。

~インタビューを終えて~

朗らかな笑顔を浮かべながらも、どこか凛とした気品を感じさせるお2人のお話は、もっと聞きたいと思わせる魅力にあふれていました。「東洋英和の生徒が魅力」と言い切る理由が伝わるように、礼節や思考過程など、一人ひとりが自分自身を日々磨き上げていることがうかがえます。キリスト教教育や英語・国際教育を通じて、この先の未来でグローバルに活躍する女性の姿が目に浮かぶような素晴らしいインタビューでした。

東洋英和女学院のことをもう少し詳しく聞いてみました!

~学習面のサポート体制について~

ここからは先生に東洋英和女学院のことを聞いてみたいと思います。早速ですが、学習面のサポート体制がどのように整っているのか、お聞かせいただけますか。

先生中学に入学して、つまずきやすい教科は英語と数学です。そこで英語は入学した時から、数学は中学2年生から少人数クラスで、きめ細かく指導しています。中学3年生からは両教科ともグレード別になります。どちらも毎回の授業で宿題が出され、次の授業の最初に確認テストを行い、スモールステップで確実に知識を身につけるように指導しています。それでも成績が振るわない生徒に対して、中学1~2年生を対象にしたチューター制度があります。チューターは本校の卒業生が、放課後に週1回、1対1または1対2で指導を行います。卒業生ですので、テスト勉強のコツなど、実践的なことを教えてくれます。

先生ではなく先輩に勉強を見てもらえるのは、生徒にとってもいい刺激になりますね。他には学習面でのサポート体制はありますか。

先生学習とは直接関係しませんが、校内に「海外留学支援室」をおいています。留学をしたい生徒や、ちょっとした海外交流をしてみたい、あるいは海外大学を目指したいなど、海外に関心はあるけれど何をすればいいかわからないという生徒に対して、専門スタッフが学校に常駐し、様々な支援を行っています。様々な悩みを抱える生徒に対しては、スクールカウンセラーが常駐しています。また学習面のサポートに関して、学校に行きづらくなって、結果として勉強が遅れてしまう場合があります。そのような生徒に向けて、生徒支援室を用意して、少しずつ教室に戻れるように支援しています。さらにスクールソーシャルワーカーに週1~2回来てもらい、勉強や通院などの支援が必要な場合には外部の専門家とつなげるなどの対応をしています。

スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーが常駐していると、しっかりとしたサポート体制があるとわかりますね。

~自習室のサポート体制について~

次に、自習室のサポート体制について教えていただけますか。

先生高校3年生のホームルーム教室の向かいが自習室となっていて、赤本や問題集なども置いてあります。図書室にも自習スペースがあります。また朝や放課後は自分のホームルームで自習する生徒も見かけます。あとは自習スペースではありませんが、職員室周辺に机を置いていて、先生に質問や相談がしやすいようにしています。職員室の扉はいつも開放しているので、わからないことがあればすぐに先生に聞けるようになっています。

自習室の利用時間はいかがでしょうか。

先生朝、昼休み、放課後です。放課後は最終下校時刻(夏期は17時30分、冬期は17時)まで使えます。高校3年生の場合、12月以降は授業がなくなるので、他学年が授業をしている日中、高3ホームルーム教室を自習スペースにしています。それぞれが居心地の良い場所を探して自習している様子です。

~学校への通いやすさは?~

次に、学校への通いやすさについてお聞きします。

先生麻布十番駅と六本木駅が最寄り駅で、どちらも10分以内の距離です。麻布十番駅周辺は落ち着いた雰囲気がありますが、麻布十番駅からの通学路に「鳥居坂」という急な坂があり、「大変だったね」と笑い合う光景はよく見ます。六本木駅はいろいろな路線が通っていて、利便性が高いですが、駅周辺は繁華街なので、土曜日に部活で登校する場合や、文化祭の準備などで朝早くに登校する場合には、教師が通学路に立って安全を見守るなどの対策を取っています。乃木坂駅は少し遠くて、15分ほどかかります。

生徒の通学時間はどのくらいでしょうか。

先生平均45分です。登校時間は7時30分~8時と少し早いのですが、通勤ラッシュからずれるので混雑を避けられる利点はあります。またクラブ活動の朝練などは7時30分以降に行うので、早朝からのハードな活動はありません。

入試についてもお伺いしてみました!

~東洋英和女学院に合格するためにどんな準備をすればいい?~

次に入試についてお聞きします。受験生が御校に合格するために、どのような勉強をすればいいのでしょうか。

先生本校では「読解力を問う」ことを全教科のテーマに掲げています。平たく言えば、問題文をしっかり読み、何を問われているのか正確に理解して、自分の言葉で答える力があるかを見る問題を出しています。

具体的にはどんな問題が出るのでしょうか。

先生国語では「長い文章をしっかり読み切る」集中力を日頃から養ってほしいです。自分の経験や考えを書く問題が出ますので、日頃から自分の考えを文字にしたり、だれかに話したりして、アウトプットすると良いと思います。問題の形式は様々ですが、近年は本文が7000字~9000字ほどあり、読むだけでも大変です。日頃からテンポ良く最後まで読み切る集中力をつけてほしいですね。算数では、最初に計算問題、1行問題が続いて、面積の問題、後半に速さのグラフの問題…というように、ある程度は形が決まっているので、対策が立てやすいと思います。また問題用紙と解答用紙が一緒になっています。問題文の下にある空欄に途中式を書き、答えを求める形式です。もし答えが間違っていても、途中式が正しければ部分点を与える場合があります。式をていねいに書くのは、自分の考えを伝えることにも通じますし、問題を正しく理解して解いているかを確認できるので、日頃から途中式をしっかり書く習慣をつけてほしいです。

理科・社会はいかがでしょうか。

先生理科と社会は30分ずつで、時間が短めです。社会では地理・歴史・公民、理科では物理・化学・生物・地学の4分野からまんべんなく出題しています。基本問題が中心ですが、問題数が多いため、時間が足りないように見えますが、実際にはほとんどの受験生が解き終えています。社会は、地図や図表がたくさん出てきます。理科は、生物の実験問題が他分野よりもボリュームが多いです。資料や実験の内容を正しく読み取れているかを確認する問題が多いですね。

~受験生の保護者はどんな準備をしたらいい?~

次に、受験生の保護者さんに向けて、子どもとの接し方や準備などでアドバイスはありますか。

先生本校の国語は「語彙の豊富さ」を重視しますので、日常会話でも様々な言葉を使って表現してみるなど、親子でコミュニケーションを増やしてほしいと思います。算数では、解き方を日本語で説明する問題を出すことがあります。計算すれば簡単に解ける問題も、ことばで説明するのは案外難しいものです。たとえば間違い直しの際に「どう考えたから間違えたのか」「こう考えればどうか」といったやりとりを続けてほしいと思います。ちょっと遠回りに見えても「口に出して説明する」勉強をしてほしいですね。生活面では、どんと構えて普段通りに接し、模試の結果に一喜一憂せず、良いことがあれば一緒に喜び、だめなことはきちんと注意する。つまり受験生だからと特別扱いしないことでしょうか。睡眠時間や食事など、保護者として気を遣う場面はとても多いのですが、お子さんは受験生である以前に家族の一員ですし、小学生です。家族としてお互いを尊重し、小学校での学びや出会いを大事にしたうえで、受験勉強も頑張る。中学受験は本人も保護者も非常に苦しい大変なことですが、大人が思う以上に子どもは成長します。今の場所と関係を大事にしながら、その延長上で次のステージとなる中学校を考えると、良い学校選びができるのではないでしょうか。

~受験生へのメッセージ~

最後に受験生へメッセージをお願いいたします。

先生中学受験の勉強は大変で、「何のために勉強しているのかわからない」と思うこともあるかもしれません。でも先輩たちは「あのときの勉強が役に立っている」と言っています。今やっていることは絶対に無駄になりません。また、ぜひ自分の目で学校を見て、行きたい学校を決めてください。「制服がかわいい」も立派な志望理由です。自分が6年間通う場所は、自分の目で見て、学校の空気を吸い込み、先輩たちを見て、自分自身で決めてほしいです。12歳はそれができる年齢だと思います。中学受験は自分の人生を初めて自分の力で選択する機会ですから、「この学校に行きたい」と自分で決められるような学校に出会って欲しいと願っています。

学校の特色

授業

東洋英和女学院の授業

学校行事

学校行事_2024中2夏期学校

生徒の好奇心を刺激する行事

自分たちの手で創り上げるから感動も、達成感も、ひときわ大きい!

部活動

部活動_テニス部

クラブ活動も英和生らしく全力で楽しむ

過ごした時間は先輩や後輩との確かな絆。

合格実績

合格実績

基本情報

住所〒106-8507東京都港区六本木5-14-40
電話番号03-3583-0696
FAX番号03-3587-0597
公式HPhttps://www.toyoeiwa.ac.jp/chu-ko/

アクセスマップ

交通アクセス

東洋英和女学院の交通アクセス

■麻布十番駅/都営大江戸線/7番出口徒歩5分
■麻布十番駅/東京メトロ南北線/5a番出口徒歩7分
■六本木駅/東京メトロ日比谷線/3番出口徒歩7分
■乃木坂駅/東京メトロ千代田線/3番出口徒歩15分

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