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中学受験前日・当日に必要な準備をチェック

受験本番でこれまでの成果を発揮するためには、万全の準備を整えたいものです。この記事では受験の前日・当日にどう過ごせばよいのかについて紹介します。

中学受験前日、勉強の見直しをする際の心得

勉強の見直しをする際の心得

前日、勉強の見直しをする際の心得ポイント
  • 新しい問題に手を出さず見直しに徹する
  • 最新の過去問を見て、イメージトレーニング
  • 今年の出題範囲を予想して最小限の確認作業に徹する

中学受験前日に勉強を見直す際には、上記ポイントに気を付けましょう。それぞれ細かく見ていきます。

新しい問題に手を出さず見直しに徹する

「悪あがきしても仕方ない」と頭ではわかっていても、最後の最後まで全力を尽くして、悔いのないようにしておきたいのが受験です。実際、前日に見ていた箇所が出題されるなんて幸運が起こらないわけではありません。

前日は、今までやりこんできた問題集の中で、おぼつかないところがあれば見直しておきましょう。これまで手をつけていなかった問題にまで手を伸ばすとキリがないですし、自信も持ちづらくなります。

前日のイメージトレーニングが合格のカギに

前日には最新の過去問を見て、イメージトレーニングをしておきましょう。実際に解かなくても、目を通しておくだけで効果があります。

受験でカギとなるのは、「慌てない姿勢」と「時間配分への意識」です。入試に臨むイメージができていれば、気持ちを落ち着けることができます。

塾講師や家庭教師に「どの問題を捨ててよいか」について事前に確認してください。特に、算数では全問解ける子供はまれで、試験では「捨て問」が欠かせません。例年の傾向と子供の得意不得意を考えて、戦略を立てておきましょう。

中学受験前日、科目別に見直しておきたいポイントは?

前日ともなれば、確認作業は最小限に抑えなければなりません。国語であれば慣用句やことわざ、語彙、漢字といった暗記事項、算数・理科であれば、公式で忘れているものはないかの確認をしましょう。社会は頻出単元の中で苦手な箇所に絞ります。事前に塾講師や家庭教師と過去問を検証し、「今年の出題範囲」を予想しておいてください。

中学受験前日、親が気をつけたいポイント

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中学受験前日ともなると、子供だけではなく親も緊張します。親が気をつけたい点は以下のとおりです。

前日、親が気をつけたいポイント
  • 温かく応援の言葉をかけてあげる
  • 夜ごはんは生ものと油ものを避ける
  • 会場までの経路と天候による影響の確認
  • 荷物の最終チェックをしておこう
  • 飲み慣れた薬を準備しよう
  • 睡眠時間に影響がでないように就寝を促そう

子供の精神状態をよくするための声かけを

受験が近づくにつれて精神的に余裕がなくなるのは、多くの親も同じです。「なんとしてでも受からせてあげたい」という切実な気持ちが空回りして、子供にかける言葉が厳しくなる傾向にあります。よく耳にするのが「今のままじゃ受からないよ!」「落ちたらどうするの!」といった声かけ。

しかし、中学受験前日までそうした声かけを続けるのは、やめたほうがよいでしょう。テストは精神状態を反映してしまうものです。子供が自信をもって臨めるよう、温かく応援の言葉をかけてあげてください。

夜ごはんは生ものと油ものを避けて

中学受験前日なので、ゲンを担いで「カツ」を考える家庭もあるかもしれません。子供が強く望むのであれば、叶えてあげてください。ただ、受験前夜のメニューは生ものと油っぽいものを控えておくのが原則です。あとは普段どおりで構いません。

会場までの経路と天候による影響の確認

中学受験前日にチェックしておきたいのは、まず会場までの経路です。「道に迷って間に合いませんでした」となっては大変ですし、乗り継ぎの仕方を子供とも共有しておきたいところ。できれば事前に子供と一緒に、一度足を運んでおくことをおすすめします。

当日の天候が悪そうな場合は、交通トラブルの対処法も考えておきましょう。早めに家を出たり、地下鉄を使ったりして対応できればよいですが、大雪になりそうな場合は、「学校のそばのホテルを手配する」選択肢も考慮に入れたほうがよいです。

天候だけではなく、なんらかの事故で遅れる場合もありますから、「遅延証明書」のもらい方を確認しておきましょう。遅延証明書は遅延の規模が大きいと、改札前で配布しています。直接、改札の駅員さんにお願いすることもできますし、最近ではネットでダウンロードできるタイプもあり便利です。路線によってもらい方はさまざまなので、移動に使う線について調べておきましょう。

バスの場合は、運転士が簡易証明書を発行してくれる地域もあります。しかし、そうではない地域は、営業所や案内所、バス会社に問い合わせなければなりません。いずれにせよ、遅れそうな場合は学校に電話をして判断を仰ぎましょう。こうしたトラブルは毎年つきものですから、別室で受験させてくれるなどの特別措置が講じられる可能性が高いです。

荷物の最終チェックをしておこう

当日朝になって、あれがないこれがないと騒いでいては、忘れ物をしかねません。前日のうちに子供に持ち物を確認させてください。その後、親も最終チェックしておくとよいでしょう。

服の準備も前日に済ませておいてください。翌日の気温を見て洋服と防寒具の用意をします。暖かい室内で試験を行うことになるとはいえ、体感温度は人それぞれ。できれば脱ぎ着して、体温調整できる恰好で試験に臨むとよいでしょう。寒い地域なら、カイロを買っておくことをおすすめします。

飲み慣れた薬を準備しよう

忘れがちなのが「薬」です。試験に臨むにあたり、緊張からおなかや頭が痛くなる子供は珍しくありません。試験を落ち着いて受けられるよう、なにか不調の片りんが見られれば、早めに薬を飲ませておきましょう。頭痛薬・胃薬・整腸剤など、飲み慣れているものを持っていくとよいです。

薬の中には眠気を伴うものも多いので、服用させるかどうかは子供の体質と相談して決めてください。マスクも用意しておくと、風邪の予防になります。

睡眠時間に影響がでないように就寝を促そう

テキストを見直しているうちに不安に駆られて、「あまり眠れないまま受験した」と言う子供は多いです。子供の就寝時間がずれこまないよう、親は気をつけてあげてください。子供は緊張から「眠れない」と主張するかもしれません。横になっているだけでも体は休まるものです。布団に入るよう促してあげてください。

中学受験当日朝に心がけたいこと

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ベストパフォーマンスのためにはなにをすればよいのでしょうか。当日の朝に心がけたいことは以下の通りです。

当日、心がけたいこと
  • 試験開始の3時間前には起床
  • 脳のために糖質を!朝ごはんはしっかり食べておこう
  • 入試直前、最後の見直しをしておこう

試験開始の3時間前には起床

たとえ、試験会場が近場であっても、試験開始3時間前までには起床したいものです。中学受験では9時頃開始が多いため、逆算すると6時起きです。寝起きの頭のまま試験を受けては一大事。早めの起床が欠かせません。

しかし、寝るのが遅いのに早起きしては逆効果です。睡眠時間は最低でも6時間確保しましょう。6時起きなら遅くても0時には就寝してください。ただし、9時開始の学校はだいたい8時集合です。多くの受験生は7時半ぐらいに到着するよう予定を組みます。実際には、もっと早寝早起きをしなければならないでしょう。

睡眠・起床時間を変えずに済むよう、試験前の期間は、試験当日と同じ就寝時間・起床時間を保てるとベストです。普段の起床時間と試験当日の起床時間があまりに異なる場合は、できるだけ早い段階で、試験当日と同じになるようリズムを合わせておきましょう。家庭での学習を朝中心にシフトすると上手くいきます。

脳のために糖質を!朝ごはんはしっかり食べておこう

緊張で胃が痛くなってしまって食べられない場合は別ですが、基本的に朝食はちゃんと食べてから試験に臨みましょう。朝食を抜くと、脳の栄養素である糖質が不足してしまいます。万全のコンディションで臨めるようにしてください。ただし、朝ごはんを食べ過ぎるのはトラブルのもと。調子を崩さないで済むよう、腹八分目にしておきましょう。

入試直前、最後の見直しをしておこう

前日の見直しで気になったところに、再度目を通しておくことをおすすめします。移動時間や会場での待ち時間を使って、これまでの学習内容をチェックできるよう、準備しておいてください。ただし、見直しにばかり気をとられて、トイレに行くタイミングを逃さないようにしましょう。

試験中、意識しておきたいことってなに

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試験中に意識しておきたいことは以下のとおりです。

イメージトレーニングを思い出して。問題の取捨選択を

試験中は普段どおり、落ち着いて問題に向かいましょう。まず名前を書いたら前日のイメージトレーニングを思い出してください。

どの問題から解くのか、どの問題を捨てるのか瞬時の判断が必要です。

基本的には、得意な問題を優先し、解くのに時間がかかりそうな問題は後回しにしていきます。時間を割いて考えればわかりそうな問題にはチェックマークをつけておくと、一通り解き終わって、再挑戦するときにわかりやすいです。

科目別に気をつけておきたいポイント

国語では、文章題のキーワードに傍線を引いたり、重要な段落の上に目印を書き入れたりしておきましょう。最初に本文に目を通す段階でこの作業ができていると、問題を解く速度が確実に上がります。

算数・理科では計算ミスを防ぐため、式を書き出してください。計算のためのメモがぐちゃぐちゃになり、どこまで解いたか自分でもわからなくなってしまう子供がたまにいます。時間に追われているとつい書きなぐりがちですが、判読できるよう意識してください。

「最初の計算式を下のほうに書きなぐったと思ったら、次は上のほうに書きなぐる」といったように、計算式の島を乱立させてしまうケースが多いです。「左から右・上から下に書く」スタイルを意識するだけでもかなりわかりやすくなります。見直しがスムーズにいくよう、計算メモには問題番号を写しておくとよいです。

社会では、歴史だったり地理だったりが横断的に出題されます。長い文章のカッコを埋める問題では、どこかしら解ける箇所が出てきて、それがフックになる可能性があります。最後まであきらめないで目を通してください。

科目ごとのポイント
  • 国語 →傍線を引く、重要な段落の上に目印を書く
  • 算数・理科 →問題番号毎に計算式を書く
  • 社会 →文章内のカッコを埋める問題は何度も見直す

全科目に共通する注意点とは

全科目に共通して言えることですが、「正しいものを選べ」「間違っているものを選べ」「記号で答えよ」など、答えの条件が提示されている部分には傍線を入れておいてください。答えの条件を見落とすミスはケアレスミスの定番で、毎年必ずやらかしてしまう子供がいます。日頃から問題用紙に線を引くくせをつけておきましょう。

入試に限らず、テストでは問題用紙がきれいな子供ほど点数がとれていない傾向にあります。問題用紙に自分にとって必要な情報を落とし込むようにしましょう。

試験中、試験後の行動

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中学受験の試験中、親は校内か外で待機

中学受験では受験時間中、親は学校の講堂で待機するスタイルが多いです。試験が終わるまでですから、待機時間は長くなります。飲み物を提供してくれる学校がある一方で、飲食禁止のルールを設けている学校もあり千差万別です。飲食禁止の学校では多くの親が外に出ることになります。

問題は、外に入れる店があるかどうかです。私立中学校は辺鄙な立地も多く、飲食店の数が限られていて、激戦になるケースがあります。中学校の場所によっては、できるだけ早めに行って、席を確保したほうがよいでしょう。もしくは家族の誰かに席を先にとっておいてもらえるとスムーズです。だいたい試験は正午頃に終わります。時間をつぶすために、本などの娯楽を用意しておくとよいです。

中学受験の後、自己採点はしないほうがよい?

中学受験が終わったら、人混みを避けて速やかに帰りましょう。風邪やインフルエンザをもらってしまっては大変です。入試の自己採点はしてもしなくてもよいでしょう。

たまに「受験期間中は意識の切り替えが大切。落ち込むぐらいなら、次の学校のことを考えよう。自己採点はするな」と説く先生がいます。

しかし、そう言われても、実際には多くの子供が自己採点をするものです。落ち込む可能性があっても気になるものは気になるし、自己採点を通してミスした箇所を把握すれば、次の受験校に活かせるかもしれません。ただ、自力でやっていると時間がかかるし不正確です。

入試の解答は当日ネットにアップされるケースが多いですから、それまで待ちましょう。もしくは、塾に通っている子供は、そのまま塾の自習室に直行してはどうでしょうか。今年の受験問題がどうだったか、塾講師は気にしています。手が空いていれば、すぐに問題を解いてくれるはずです。

中学受験前日・当日は準備をしっかり整えて

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中学受験前日・当日にやるべきことはたくさんあります。しっかりと睡眠と栄養をとり、コンディションを整えて試験に臨むようにしましょう。親は子供が自信をもって試験を受けられるようサポートしてあげてください。


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